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ブレムミュアエ〔松平による表記。〕 (Blemmyae) ないしブレムミュエス人〔ローズ, 松村訳による表記。〕(ブレムミュエスじん)とは、空想上の生物であり、古代ローマ時代にリビアの砂漠〔松平・190頁〕や古代エチオピア〔ローズ, 松村訳、378頁。〕に棲息していたとされる異形の人種〔〔。アケパロイとも呼ばれる。名前はあるラテンの著述家が命名したことがはじまりとされる〔。 == 解説 == ブレムミュアエには頭部が無く、胸部から腹部にかけて顔がある〔。プリニウスの『博物誌』には、彼らがエジプトの上流にあるヌミビアに棲んでいると記されている〔。他、『年代記の書』にはブレムミュアエの図版が収録されている〔。 また、南東アジアから北アフリカにかけて、ブレムミュアエと同様の頭部が存在しない人間の伝承がある。中でも、『皇帝の閑暇』で紹介されているものは、エジプトに棲息し、3mを越す巨体で、身体は金色の光沢を帯びていたという。また『東方旅行記』などの書物にも、ブレムミュアエと同様の頭のない異形の人種についての言及がある〔松平・190-191頁〕。 アレキサンダー・ロマンスにもブレムミュエス人が登場するが、この物語におけるブレムミュエス人の描写は顔が胸にあり、剛毛に覆われているため下肢が見えない金色に輝く巨人といったものに変容している〔。 ジョン・マンデヴィルのような旅行記作家が、ブレムミュエスを目撃した旨の発言をしている。これらの目撃談は、アメリカ大陸の探検家に影響を与えた〔ローズ, 松村訳、378-379頁。〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ブレムミュアエ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Headless men 」があります。 スポンサード リンク
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