|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ パワー : [ぱわー] 【名詞】 1. power 2. (n) power ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
『ブレンパワード』(''Brain Powerd'')は、1998年4月8日から11月11日まで、WOWOWで放送された日本のテレビアニメ作品。全26話。総監督は富野由悠季。 == 概要 == 本作は1996年頃の映画企画から始まっている。その時点では監督・富野が感じるガンダム的要素が強かったようで、テレビ用企画への再編集を行う際にそういう要素を排除しつつ纏められていった。劇場版『新世紀エヴァンゲリオン』によるWOWOW加入者増加の追い風もあったこともあり、WOWOW初のオリジナルアニメとして、さらにテレビ放送を前提にまとめられ、本作品の放送が決定している。 また、『機動戦士Vガンダム』以降、精神的な疲労により、一線を退いていた富野由悠季が5年ぶりに制作したテレビアニメシリーズでもある。めったに自作を褒めることのなかった富野由悠季が自ら「第二のデビュー作」と語ったほど、自信を見せた。本作を「リハビリ」と公言した通り、富野自身の再生の過程でもあり、それまでの富野作品に見られたような殺伐とした雰囲気や残酷な描写は極力抑えられ、美しい自然を基調とした作風が本作の特徴の一つとなっており、この牧歌的な作風は『∀ガンダム』、『OVERMANキングゲイナー』へ受け継がれていく。放送期間と話数が合わないのはWOWOWの都合ではなく、製作したサンライズ第1スタジオと富野側の都合で、週1放送のペースに間に合わないことがあったからである。 ロボットデザインには『ファイブスター物語』の作者で『重戦機エルガイム』、『機動戦士Ζガンダム』といった富野作品でデザインを担当していた永野護を起用した。一方、キャラクターデザインには、いのまたむつみを起用。富野は、いのまたの描くような「大きな眼」のキャラクターが苦手であり、アニメーションデザインを担当した重田敦司にも眼を小さく描くように指示を出している。 オープニングはロボットアニメにもかかわらず、主人公と主役機はまったく出ておらず、メカですらオルファン、イランド、ノヴィス・ノアがわずかに登場するのみ。作品に登場する女性キャラクター(比瑪、カナン、ヒギンズ、コモド、アイリーン、クインシィ、シラーの7人)が一糸まとわぬ姿で登場する。エンディングは写真家荒木経惟による植物の写真を流す、アニメのエンディングらしからぬ構成となっている。富野由悠季が荒木経惟の作品や撮影スタイルに感銘を受けた上で、彼に会いたいという願望もあったという経緯がある。アイキャッチは長めで、リバイバルするプレートに登場人物の顔が次々と浮かび上がるというものである。アニメ技術的には、過去の富野作品・サンライズ作品、また、ロボットアニメで多用されていたストロボがほとんど使用されていないことが、特徴の一つである。 声優陣についても意欲的な配置がされており、主要メンバーを演じる白鳥哲、村田秋乃、朴璐美、青羽剛らは、いずれも舞台俳優からの起用である。同時に塩屋翼、川村万梨阿、冬馬由美、渡辺久美子といった富野作品と関係の深いメンバーも配されている。 全般的に多彩な女性キャラクターたちが物語の主役であり、祖母、母、姉、妻といった女性の役割と、「女」としての自我が生み出す葛藤に苦しむ姿が如実に描かれている。全体のイメージは一新されたが、富野作品の特徴である、劇中用語を含む不自然なほど説明的なセリフ回し(いわゆる富野節)は健在である。各キャラクターは富野の過去作のそれに比べ、ほとんどの者が生還している。また、直子とゲイブリッジ、翠とジョナサンなど、大人の恋愛を直接的な性描写なしに露骨に表現している。 放送時のキャッチコピーは「頼まれなくたって生きてやる」。 WOWOWの加入契約促進ポスターは「普通のテレビじゃ、ここまでやれない」。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ブレンパワード」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|