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broiler =========================== ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
ブロイラー()は、肉鶏の一品種。短期間で急速に成長させる狙いで作られた品種である。食肉専用・大量飼育用の雑種鶏の総称。具体的品種としてはチャンキー、コッブ、アーバーエーカなどが主なものとなる。生育がとても早く、数週間で最大2kg前後の肉が取れることで知られている。 ブロイラーは徹底した育種改良の研究により、過去50年間で、成長率が1日25gから100gへとあがっている。自然界の鶏は成鶏に達するのに4〜5か月かかるところをブロイラーは40〜50日で成鶏に達する。その急激な成長によりブロイラーの30%近くは体を支えることが難しく歩行困難となり、3%はほとんど歩行不能となっている。なお心臓にも負担がかかり、100羽に1羽は心臓疾患で死亡する〔フィリップ・リンベリー『動物と環境にやさしい畜産をめざしてシンポジウム』2002年11月30日 〕。 もともとはアメリカの食鶏規格の用語で、孵化後2か月半(8-12週齢)以内の若鶏の呼称である。ブロイル()とは、オーブンなどで丸ごと炙り焼きすることの意味で、ブロイルして売るのに適した大きさの鶏であるためこう呼ばれた。日本には第二次世界大戦後にくいだおれ創業者の山田六郎によってアメリカから導入された。 毎年、日本では6億羽のブロイラーが出荷されている。 ==飼育方法== 日本の採卵用鶏の養鶏方法の95%がバタリーケージ(ワイヤーでできたケージの中へ鶏を収容し、それを何段かに重ねて飼育する方式)であるが、肉用鶏のブロイラー養鶏は99.9%が平飼いである。ブロイラーはオールイン・オールアウトといって、同一の鶏舎には同じ孵化日の雛(採卵鶏と違い雛の雌雄鑑別は行われない)だけを入れ(オールイン)、これを育ててすべて出荷する(オールアウト)方法が主流である〔社団法人 畜産技術協会「ブロイラーの飼養管理指針」 〕。 経済性を追求するために、合理化された大規模な密閉型の鶏舎の中に収容され、通常他の生産システムより高い飼養密度で飼養されている。年々ブロイラーの飼養戸数が減少を続けているのに対し、1戸当たりの飼養羽数は着実に増加しており〔農林水産省 統計 〕、一般的に1m2当たり16羽前後の過密飼いとなっている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ブロイラー」の詳細全文を読む
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