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ブロッケンJr. : ミニ英和和英辞書
ブロッケンJr.[ぶろっけんじゅにあ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。


ブロッケンJr. : ウィキペディア日本語版
ブロッケンJr.[ぶろっけんじゅにあ]

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ブロッケンJr.(ブロッケンジュニア)は、ゆでたまご作の漫画アニメキン肉マン』およびその続編『キン肉マンII世』に登場する架空の人物。
== 人物 ==
初登場は第2次怪獣退治編「7人の超人の巻」。ドイツの名門「ブロッケン一族」出身の超人で、ブロッケンマンの息子である。ナチス・ドイツ時代の、武装親衛隊軍服に身を包み(原作初期は灰色、アニメでは紺。シャツや肌着はあまり着用せずに、素肌の上に直接軍服の上着を着ている場合がほとんどである)、ドクロの徽章(アニメ『王位争奪編』では鷲の紋章に変更)をあしらった軍帽を被っている。肌の色は原作では肌色だが、初代アニメでは白。「夢の超人タッグ編」以降は刺青が描かれ、前述の徽章を取ると素肌に戻る。原作では素手だがアニメでは黒の手袋をしている。また着用のブーツは鎌でも切れないほど丈夫である。
ブロッケン一族は生まれながらの超人ではなく、本来は人間である。幼い頃からの厳しい訓練に耐えて一人前と認められた者は、18歳になると親からドクロの徽章を与えられ、それを身につけることで超人として活動することができる。そのため徽章を外すと人間の肉体に戻ってしまう〔ゆでたまご「生死を賭けたファイト!の巻」『キン肉マン 第29巻』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、1986年12月10日、ISBN 978-4-08-851809-1、152-153頁。〕。
眼は帽子の影に隠れて描かれない場合が多く、帽子を取っても影のままになっていることがある。眼が初めて描かれたのは「黄金のマスク編」だが、アニメでの初登場時は明確に描かれており、サングラスをかけている描写もあった。両肩にあるハーケンクロイツの刺青は、ブロッケンJr.が超人であることの証である(刺青が描かれたのはアニメ、原作とも「夢の超人タッグ編」からで、当初は素肌であった)。ドクロの徽章を外して肉体が人間に戻るとこの刺青も消えていく〔ゆでたまご「生死を賭けたファイト!の巻」『キン肉マン 第29巻』156頁。〕。帽子はリモコンハット(キャップ)とも呼ばれ、投げるなどして遠くに離れてもブロッケンJr.の元に戻ってくる性質がある〔ゆでたまご「地獄の二重構造!!の巻」『キン肉マン 第14巻』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、1983年12月15日、ISBN 978-4-08-851144-3、144頁。〕 。
性格は情熱的で理想家、義理人情に篤く涙もろい。「夢の超人タッグ編」において、友情パワーが悪魔超人に奪われた際には、最も早く友情が回復している。父譲りのラフファイトを売りとしており、荒削りながらも不屈の闘争心と絶対的な責任感により戦い抜く。ミスター・カーメン戦やザ・ニンジャ戦など実力以外の所で勝利をもぎ取った試合もある。頭脳プレーも得意とし、特に「キン肉星王位争奪編」では、キン肉マンソルジャー率いる残虐チームの参謀格として機転を利かせ数々のピンチを脱している。
第20回超人オリンピックにおいて、父のブロッケンマンを惨殺したラーメンマンを仇と憎んでいた。しかし自身が出場した第21回大会でラーメンマンに敗れた後、彼の偉大さに心酔し弟子のような存在となる。ただし打倒ラーメンマンを諦めた訳ではなく「いつか改めて勝負をしたい」と語っている〔TEAM MUSCLE編『キン肉マン 77の謎』集英社〈ジャンプコミックスセレクション〉、1998年12月16日、ISBN 4-83-421678-0、113頁。〕。また敗北・仇討ちの失敗は心に深い傷として残っており、『キン肉マンII世』においても、それを思い出させるコンクリートデスマッチを見てトラウマがよみがえる描写があった〔ゆでたまご『キン肉マンII世 6』集英社〈スーパー・プレイボーイ・コミックス〉、1999年9月22日、ISBN 978-4-08-857371-7、207-210頁。〕。
アイドル超人の中では最も若く、成り上がろうという野心も強い。それゆえ将来性を期待されていたが、王位継承サバイバルマッチ以降は大きな戦いがなかったため、超人レスラーとしては大成せずに終わっている。
『キン肉マンII世』では、新世代超人ジェイドの師匠として登場。ジェイドに自身の技とゲルマン魂、そして超人レスリング界ナンバー1になるという自身が果たせなかった夢を託している。
作者ゆでたまごは、ドリー・ファンク・Jr.のような「○○Jr.」といった名前のキャラクターを登場させたいと思っており、それがブロッケンJr.登場に繋がったという〔TEAM MUSCLE編「全超人ファイル 006 ブロッケンJr.」『キン肉マン超人大全集』集英社インターナショナル、2004年7月31日、ISBN 978-4-7976-1003-1、30-31頁。〕。後年では、ブロッケンマン惨殺が好評だったため、その続編的な話を作るために出したのが始まりとも語る〔 ゆでたまご「JC背表紙超人コレクション FILE NO.29 ブロッケンJr.」『キン肉マン 第29巻(復刻版)』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、2013年7月6日、ISBN 978-4-08-870753-2、188-189頁。〕。『キン肉マン』連載時において戦績こそ芳しくなかったものの、女性読者からの支持が高く、人気投票において常に上位に食い込んでいた〔ゆでたまご「つなわたり!の巻」『キン肉マン 第15巻』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、1984年3月15日、ISBN 978-4-08-851145-0、178頁。〕〔ゆでたまご「完璧の秘密!!の巻」『キン肉マン 第23巻』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、1985年12月15日、ISBN 978-4-08-851803-9、26-27頁。〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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