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ゼンザブロニカ(''Zenza Bronica'' )は、かつて存在した日本のカメラメーカーである「ブロニカカメラ株式会社」の商品名であり、後に一時会社名にもなった。 名称は、ほぼ試作が完成し創業者の姓吉野と一眼レフカメラであることから「ヨシノフレックス」等の候補が出されながら今ひとつしっくり来ず決めかねたまま試作機の最終調整が続いていたある朝、試作機のネームプレートに「ZENZABRONICA」と書かれて作業台の上に置かれているのが発見された、という顛末で決まったという〔『カメラと戦争』p.160。〕。このため発案者不詳。名前は創業者の名である善三郎、ブローニーフィルム、カメラを組み合わせたものと取れる。 == 経歴 == *1947年(昭和22年) - 創業者の吉野善三郎は東京都板橋区東新町に新光堂製作所を創立しガスライター、シガレットケース、コンパクト等を製造販売して資金を貯め、夢だったカメラ製造に向けて1952年(昭和27年)1月17日からカメラの研究に着手した。 *1956年(昭和31年)6月 - 試作機第一号を完成させ「ブロニカカメラ株式会社」を設立した。 *1958年(昭和33年)10月 - ゼンザブロニカを完成、開発費は当時の金額で2億円に及んだという。日本光学工業(現ニコン)からニッコールレンズの供給を受けた。 *1959年(昭和34年)3月 - ゼンザブロニカを発表、発売。 *1962年(昭和37年)9月 - 社名を「ゼンザブロニカ工業株式会社」と改称。 *1974年(昭和49年)11月 - 販売部門として「ブロニカ商事株式会社」を設立。 *1976年(昭和51年) - ゼンザブロニカETR発売。 *1978年(昭和53年) - 社名を「ブロニカ株式会社」と改称。 *1980年(昭和55年) - ゼンザブロニカSQ発売。 *1983年(昭和58年) - ゼンザブロニカGS-1発売。 *1988年(昭和63年) - 吉野善三郎が死去。 *1998年(平成10年)7月 - タムロンに吸収合併され法人は消滅するもETR・SQ・GS-1シリーズの製造販売は継続され、「ブロニカ」の商品名が存続した。 *2000年(平成12年) - ブロニカRF645発売。 *2005年(平成17年)10月20日 - デジタルカメラ全盛の中で中判カメラ市場が縮小したことにより販売数が伸び悩み、順次既存シリーズが販売終了となっていたが、この日ブロニカRF645が販売終了となり、タムロンは中判カメラ事業から撤退。ブロニカの47年の歴史にピリオドが打たれることとなった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ゼンザブロニカ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Bronica 」があります。 スポンサード リンク
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