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ブローアウトパネル、または破裂板式安全装置〔JISでは本品を「破裂板式安全装置」としている。〕は、高圧力や負圧などを扱う機械装置や配管などに用いられる保安用部品の1つであり、瞬時や短時間での圧力上昇に対応する用途や圧力逃がし弁の動作不良時の安全確保用などに用いられる。 == 概要 == 破裂板は化学反応容器や発電設備をはじめ、多様な機械装置に用いられている〔旅客機では、空調装置の異常で過剰な加圧が生じても機体が損傷を受けないように、失われても強度維持に支障がない外板の一部が吹き飛ぶようになっている。〕〔日本航空技術協会編、『航空機システム』、社団法人 日本航空技術協会2008年3月31日第3版第4刷発行、ISBN 9784902151237〕〔戦車の砲塔内弾薬庫に被弾した場合には、誘爆による爆風を外部に逃がすために後部上面にブローオフパネルが設けられている。〕。漢字表記での「破裂板」は、英語、およびカタカナ表記では、四角い形状のものが"blow-out panel"「ブローアウトパネル」、"blow-off panel"「ブローオフパネル」などと呼ばれ、円盤状のものは"Rupture disc"「ラプチャーディスク」などと呼ばれたりするが、形状を除けばほぼ同一のものである。本記事では「破裂板」という表記も用いる。 似たような安全装置として圧力逃がし弁が存在するが、破裂板が比較的安価でもあり、電磁力や流体圧力によって作動する弁は万一の故障や制御の異常・喪失状況や内容物の固着などによって機能喪失が想定されるため、こういった危険性を回避するために可動部を持たず確実に動作する破裂板が単独で採用されたり、弁と併用されることがある。圧力逃がし弁は幾度も使用可能であるが、破裂板は一度だけの使い捨てとなる。設定された圧力で確実に作動することや、耐食性、低保守性、内容物の滞留回避などが求められる。設定圧力や設定温度に達した場合、ただちに流体(液体や気体、粉体)による過剰な圧力を外部の安全な空間側へ開放することで、高圧となった装置の破裂に伴う破滅的な事故や装置全体の損傷を回避する目的で用いられる。金属製の他にカーボン製などがあり、内容物に応じて内面をコーティングしたものもある〔ラプチャーディスクについて - BS&Bセイフティ・システムズ〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ブローアウトパネル」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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