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ブローカーズティップ : ミニ英和和英辞書
ブローカーズティップ[ぶろーかー]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

ブロー : [ぶろー]
 【名詞】 1. blow 2. (n) blow
ブローカー : [ぶろーかー]
 【名詞】 1. broker 2. (n) broker
: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
カー : [かー]
 【名詞】 1. car 2. (n) car

ブローカーズティップ : ウィキペディア日本語版
ブローカーズティップ[ぶろーかー]

ブローカーズティップ(、1930年 - 1953年)は、アメリカ合衆国サラブレッド競走馬、および種牡馬1933年ケンタッキーダービー優勝馬だが、それ以外の勝鞍がひとつもないというめずらしい戦績を持つ。これは歴代のケンタッキーダービー馬の中で唯一のものである。
== 経歴 ==
20世紀初頭アメリカのオーナーブリーダーであった、エドワード・ライリー・ブラッドリーの生産した競走馬の一頭である。デビューは2歳からだったが、2歳時は4戦して1勝も挙げられず、シンシナティトロフィーで3着に入ったのが最高であった。
未勝利のままで出走した1933年のケンタッキーダービーにおいて、ブローカーズティップは後方から徐々に順位を上げてゆく競馬をし、最後の直線に向いた時点で先頭のヘッドプレイとアタマ差にまで持ち込んだ。この最後の直線において最初に「手を出した」のは、ブローカーズティップ鞍上のドン・ミードの側で、迫ってくるブローカーズティップを内ラチへと閉じ込めようとしてきたヘッドプレイ鞍上のハーブ・フィッシャーを、自身の手で押し返そうとした。一方のフィッシャーもミードの手に掴みかかり、両者とも鞭を振るうことも忘れて相手と掴み合いのままゴール線を越えた。
パトロールフィルムや写真判定などのなかった当時、これらの反則的行為はどれも咎められることはなかった。一方でどちらが優勝したかも判別し難く、最後には審判の審議によって決定され、結果ブローカーズティップは2着ヘッドプレイをハナ差凌いで同競走を制覇したこととなった。フィッシャーはこの結果に納得がいかず、亡くなるまで自分が本当の勝者であったと主張し続けていた。この決着は「ファイティング・フィニッシュ (Fighting Finish) 」とも呼ばれ、当時の競馬の荒々しさを象徴するとともに、ある意味でケンタッキーダービー史上に残る競走となった。
3歳シーズンで引退し、その後は種牡馬入りしている。代表産駒に1938年生まれのマーケットワイズがおり、同馬はウッドメモリアルステークスサバーバンハンデキャップなどで勝ちを挙げており、父とは違って53戦19勝の堅実な成績を残した。ほかのピーターパン系と同様に父系子孫はすでに残っていないが、1970年代までは続いていた。なお、引退後も6歳時に復帰しているが、5戦していずれも着外に終わっている。
ブローカーズティップは1953年に死亡した。後年、ブローカーズティップの遺骸が埋葬された場所が土地開発の対象とされたため、チャーチルダウンズ競馬場のケンタッキーダービー博物館内にその墓地が移設された。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ブローカーズティップ」の詳細全文を読む




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