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ブーンズボロ包囲戦 : ミニ英和和英辞書
ブーンズボロ包囲戦[ぶーんずぼろほういせん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
包囲 : [ほうい]
  1. (n,vs) siege 2. encirclement 3. envelopment 
: [いくさ]
 【名詞】 1. war 2. battle 3. campaign 4. fight 

ブーンズボロ包囲戦 : ウィキペディア日本語版
ブーンズボロ包囲戦[ぶーんずぼろほういせん]

ブーンズボロ包囲戦(ブーンズボロほういせん、)は、アメリカ独立戦争の1778年9月、イギリス軍に同盟するショーニー族指導者ブラックフィッシュ酋長の率いる部隊が、ケンタッキー州(当時はバージニア州)ブーンズボロ開拓地を攻撃したものである。この戦闘の数か月前、ブラックフィッシュはダニエル・ブーンを捕まえ、養子にしていた。ブーンはブーンズボロの設立者だった。ブーンはショーニー族の集落を逃げ出し、開拓地の守備を指揮する時に間に合った。ブラックフィッシュの包囲戦は成功せず、10日後には包囲を解いた。その後ブーンは、イギリス軍の同調者ではないかと疑われ、仲間の士官によって軍法会議に掛けられた。ブーンは無罪を認められたが、間もなくブーンズボロを離れることになった。
== 背景 ==

=== ケンタッキーの開拓 ===
1774年、ダンモアの戦争と呼ばれる行動で、イギリス領バージニア植民地は、オハイオ領土の主にショーニー族からなるインディアン部族連合を破った。この戦争を終わらせる条約で、オハイオ川を境界にその北をショーニー族の土地、南をバージニア領地(現在はウェストバージニア州とケンタッキー州の大半)と定めた。しかし、インディアン部族は統合されていなかったので、多くの指導者はその主要な猟場を譲ることになるこの条約を拘束力あるものと認知しなかった。
1775年、ノースカロライナ植民地のリチャード・ヘンダーソンが、チェロキー族からケンタッキーの広大な土地を購入した。チェロキー族もケンタッキーを猟場にしていた。ヘンダーソンはトランシルベニアという植民地を造るつもりだった。ヘンダーソンに雇われたダニエル・ブーンがケンタッキー中部に通じる荒野の道を切り開き、ブーン砦を建設して、そこをブーンズボロと名付けた。ブーンズボロなどトランシルベニアの土地は、1776年にバージニアに属するようになった。東部から来た数家族が間もなくそこに入植した。北にいたショーニー族はアメリカ人がケンタッキーに入ってくることに不満であり、間歇的にブーンズボロを攻撃した。
一方、アメリカ東部ではアメリカ独立戦争が始まった。1777年、イギリス当局はインディアン戦士を徴募して武装させ、ケンタッキーの開拓地を襲撃させることで、アメリカ植民地人との新たな戦線を広げた。デトロイトに駐屯していたイギリス領カナダの副総督ヘンリー・ハミルトンは、ショーニー族のブラックフィッシュ酋長などの指導者達が進んでイギリス軍と同盟する意志があることが分かった。ショーニー族達はケンタッキーからアメリカ人を追い出し、その狩猟場を再び領有できることを望んでいた。襲撃が激しくなってくると、ブーンズボロの様な要塞化された開拓地から彷徨い出たアメリカ人が殺されたり捕まったりすることが多くなった。1777年、インディアンはデトロイトのハミルトンに、129の頭皮と77人の捕虜を届けた〔Lofaro, p. 83〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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