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プサムティス : ウィキペディア日本語版
プサムティス

プサムティス(Psammuthes)は、エジプト末期王朝のひとつ第29王朝ファラオで、紀元前393年紀元前393年から紀元前392年にかけて、あるいは、紀元前392年から紀元前391年にかけてとする説もある)の短期間だけその地位にあった。ネフアアルド1世ギリシア語名:ネペリテス1世)の死後、後継をめぐってふたつの派閥が対立し、一方は先王ネフアアルドの息子ムティス (Muthis) を支持し、もう一方は王権簒奪を狙うプサムティスを支持した〔Peter Clayton, Chronicle of the Pharaohs, Thames and Hudson Ltd. 1994 p.203〕。しかし、両者は結局、無関係な人物であったハコルに倒された〔Clayton, p.203〕。
プサムティスの統治は1年だけであった。プサムティスが、(当時の首都であったナイル川上流の)メンデスで実権を握っていたことを証明するような、その名が刻まれたものや記念物は、ほとんど残っていないが、デルタ上エジプトに位置するテーベでは、カルナックの聖なる湖の南側にカルトゥーシュが確認できる記念碑がある。
== 脚注 ==



抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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