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プティの法則 : ミニ英和和英辞書
プティの法則[ほうそく]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ほう]
  1. (n,n-suf) Act (law: the X Act) 

プティの法則 ( リダイレクト:デュロン=プティの法則 ) : ウィキペディア日本語版
デュロン=プティの法則[でゅろんぷてぃのほうそく]

デュロン=プティの法則 (Dulong-Petit law) とは、固体元素の定積モル比熱 C_V が常温付近(デバイ温度より大きい領域)ではどれもほとんど等しく、 C_V = 3R = 3N_Ak_B ( = 5.96 cal/molKR気体定数N_A , k_B はそれぞれアヴォガドロ定数ボルツマン定数)であるという法則。
1819年にフランスの物理学者であり化学者でもあるピエール・ルイ・デュロンアレクシ・テレーズ・プティ (Alexis Thérèse Petit) が独立に実験的に見出して発表した。その後1871年ルートヴィッヒ・ボルツマンエネルギー等配分の法則より理論的な説明を与えた。
== エネルギー等配分の法則からの導出 ==
固体中での原子の格子振動を、それぞれ独立な調和振動子として考える。エネルギー等配分の法則より、自由度1あたりのエネルギーの期待値 \langle\epsilon\rangle は、
: \langle\epsilon\rangle = \frack_BT
と表される。ここで k_B はボルツマン定数、 T は絶対温度である。
調和振動子は自由度3の運動エネルギーと自由度3のポテンシャルエネルギーをもつ。これは、固体中の原子が x,y,z の3つの軸方向に振動しており、その振動がそれぞれの軸方向に運動エネルギーとポテンシャルエネルギーをもつことに対応している。
よって全自由度は6となり、 N_A 個の調和振動子(=1モルの原子)の全エネルギーは
: U = \langle\epsilon\rangle\times 6 \times N_A = 3N_Ak_BT
である。更にその定積比熱は定義より
: C_V = \left(\frac\right)_V = 3N_Ak_B = 3R
となり、求めることができた。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「デュロン=プティの法則」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Dulong-Petit law 」があります。




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