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プラスモディウム属
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プラスモディウム属 ( リダイレクト:マラリア原虫 ) : ウィキペディア日本語版 | マラリア原虫[まらりあげんちゅう]
マラリア原虫(まらりあげんちゅう)はアピコンプレックス門に属する寄生性原生生物。脊椎動物の赤血球内に寄生してマラリアを引き起こす病原体で、吸血昆虫と脊椎動物を行き来する複雑な生活環を持っている。分類学的にはプラスモジウム属()におよそ200種が知られており、そのうち少なくとも10種がヒトに感染する。 ==生活環== 媒介者はカ(まれにサシチョウバエ)で、吸血の際に唾液とともに侵入したスポロゾイト(種虫、)が、まず肝臓の細胞内でシゾゴニー(増員生殖、)を行い数を増やす。種によっては肝臓内でヒプノゾイト(、休眠体)となり数十年に渡って休眠する場合がある。肝臓から血液中に移行して赤血球内で無性生殖を繰り返し、この時に赤血球が破壊されるために発熱や貧血といった症状が出る。ときおり生殖母体 () が生じて、吸血に伴って媒介者に移り、その消化管内で配偶子() を生じて有性生殖が行われる。接合子には運動能があってオーキネート(、虫様体)と呼ばれ、それが消化管上皮細胞に侵入してスポロゴニー () が行われる。減数分裂を経て生じたオーシスト () は破裂してスポロゾイトを放出し、それが体腔液中を漂って唾液腺に集合する。つまり脊椎動物は中間宿主で、媒介昆虫が終宿主である。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「マラリア原虫」の詳細全文を読む
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