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プラチナバンドとは、日本において移動体通信用に割り当てられた周波数帯のうち、700〜900MHz帯のことを指す。この項ではソフトバンクの第3世代移動通信システム携帯電話・SoftBank 3Gの一部機種で利用できる、900MHz帯のW-CDMA方式によるサービスについて述べる。 2012年7月25日サービス開始。 NTTドコモのFOMAプラスエリアやKDDI・沖縄セルラー電話(au)が使用する800MHz帯も、このプラチナバンドの定義に含まれる。 == 概要 == ソフトバンクがSoftBank 3GやSoftBank 4G LTEで使用している2.1GHz帯および1.5GHz帯は、NTTドコモやauで使われている800MHz帯と比べると電波の直進性が強い。そのためビル影や山間部などでの電波状況が悪い。これを改善するのが、電波がまわり込みやすい900MHz帯を使った通信サービスである。 ソフトバンクは「エリアが狭い」「通信が切れやすい」といった苦情が多く寄せられ、同社の電波品質の悪さがサービスを解約する理由の1位としてあげられていた〔の5ページ目を参照〕。しかし、900MHz帯の周波数獲得でこれらの電波状況は改善されると見込んでおり、「以前よりプラチナバンドを提供しているドコモおよびauと同等程度の電波品質となる」と発表している。 2012年7月のサービス開始以降、900MHz帯の通信が利用可能となった場所は基地局や設備配置などのエリア整備の進捗に伴って提供範囲が広がっている〔の30ページ目を参照〕。 ソフトバンクモバイル(現在のソフトバンク)が発表したスケジュールによると、サービスエリアは2012年7月25日の開始時点で数百局の基地局で開始。以後順次拡大されて、2012年内に数千局、2012年度末に15,600局(人口カバー率22.2%)、2014年度に人口カバー率90%、2016年度中には約4万1000局にまで増設し、人口カバー率を99.9%にすると計画している〔「プラチナバンド」スタートで何が変わる? 簡単にまとめた ascii.jp 2012年7月24日〕〔ソフトバンク“悲願のプラチナバンド” 25日開始、当初は利用区域・機種限定 フジサンケイビジネスアイ 2012年7月24日〕〔プラチナバンドの広がり:プラチナバンド 特設サイト 〕。 2012年7月25日より利用可能な5MHz幅×2はHSPA+(下り21Mbps・上り5.7Mbps)によるデータ通信と通話を提供し〔ソフトバンクの900MHz帯、iPhoneなど“一気に”改善と孫氏 ケータイWatch 2012年3月1日〕、2012年3月時点でのプラチナバンド対応機種ではiPadの第3世代モデルがHSPA+による高速通信を利用できる〔ソフトバンク、「iPad」新モデルの予約受付を開始 ケータイWatch 2012年3月10日〕。また残りの10MHz幅×2については、これが利用可能となる2014年の夏よりLTE通信サービスを提供する計画となっている。 プラチナバンドサービスを利用するには後述する対応機種が必要である。対応機種であれば、2.1GHz帯と900MHz帯の切り替えは端末側で自動で行われ、利用可能なサービスや料金も同一のため、利用者にとっては対応端末を利用していれば電波が良くなるメリットがあるのみである。 なお、ソフトバンクの発表によると、既存の2.1GHzの電波帯に900MHzの帯域が加わることで、2.1GHz帯の混雑も緩和されるという見込みも立てており〔の35ページ目を参照〕、2.1GHz帯の5MHz幅×2を使って、FDD-LTEサービス (SoftBank 4G LTE) を2012年9月21日から提供開始している〔ソフトバンクが今秋以降にFDD版LTE、対応スマホの料金も ケータイWatch 2012年4月2日〕〔「SoftBank 4G LTE」の提供開始について ~9月21日、2.1GHz帯でFDD-LTEがスタート!~ ソフトバンクモバイル(2012年9月14日)〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「プラチナバンド (ソフトバンク)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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