|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
プラトーン・システム(platoon system)とは、野球の戦術の一つ。日本では「ツー・プラト(ー)ン(システム)」とも呼ばれる。 == 概要 == 「2個小隊」から来たもので、選手のオーダーを軍隊の小隊(プラトーン、プラトゥーン、platoon)になぞらえ、投手を除く守備のポジションについて複数パターンを用意し(ツー・アンド・モア)、試合によって使い分けることを指す。 通常は右打ちと左打ちの選手を用意し、相手の先発投手が右投げの場合は左打ちの選手、左投げの場合は右打ちの選手で構成されたオーダーを組む。この背景には、打者は一般に、自分と同じ利き手の投手よりも逆利きの投手と対戦した場合の方が、打率がよくなる傾向にあるとされる点が挙げられる。統計的には右打者は右投手を相手にする場合よりも左投手を相手にする方がおよそ1パーセント、左打者は左投手より右投手を相手にする方がおよそ3パーセント、平均打率が上がるとされる〔玉木正之『プロ野球大辞典』新潮文庫、1990年、P365。ただし、本書には左右打者の打率について元となった統計データそのものは記載されていない。〕。 これ以外の区分によって選手を分けるものもある。たとえば、安打は出にくいが打つ時は本塁打が出る打者と、単打主体だが毎試合必ず打つヒッターとを使用する球場によって使い分けるケースがある。また、リードしている試合の終盤に守備力に優れた選手のオーダーに切り替えるスタイルもプラトーン・システムに含まれる。 メジャーリーグでは、アール・ウィーバーやケーシー・ステンゲルがこのシステムを多用した監督として知られる。 また、プラトーン・システムで起用される選手は、どんなに試合の中で力を発揮しても、毎日フル出場するほどの価値を認められないケースがあるため、しばしばジャーニーマンとなる。 打席の左右との関連で言えば、上記の傾向はあくまで一般論であり、選手個々の相対的な力のバランスによっては必ずしも当てはまらない。このため、プラトーン・システムの適用はそのポジションに突出した力を持つ選手がいない(同等の力を持つ選手が複数いる)場合に多く見られる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「プラトーン・システム」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Platoon system 」があります。 スポンサード リンク
|