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プランカルキュール : ミニ英和和英辞書
プランカルキュール[ちょうおん]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

ラン : [らん]
 【名詞】 1. (1) run 2. (2) LAN (local area network) 3. (P), (n) (1) run/(2) LAN (local area network)
: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

プランカルキュール : ウィキペディア日本語版
プランカルキュール[ちょうおん]

プランカルキュール: Plankalkül: Plan Calculus)はコンラート・ツーゼが研究目的で考案したプログラミング言語。世界初の非ノイマン型高級言語として1942年から1945年にかけて設計された。1941年に記述されたこの言語に関するメモが現在も残されている。
プランカルキュールは第二次世界大戦や戦後の混乱期が重なり、また彼自身も計算機Z3を商業化するのに忙しかったため公には発表されなかった。ツーゼは1946年にこの言語に関する書籍〔(1945年当時の原稿の全文) 〕を執筆したが発行されなかった。ツーゼは1948年に"Archiv der Mathematik"というタイトルでプランカルキュールについての論文を発表したが反響はほとんどなく、長年にわたりマシン語でなければコンピュータのプログラムは作成できないと考えられていた。
1972年になってようやくプランカルキュールが発表され、1998年に最初のコンパイラが開発された。また後になってこれとは別に、ベルリン自由大学2000年に全く新しい実装が開発された。
ドイツ語の''Kalkül''という単語は形式的を意味する。例えばヒルベルト演繹系は元々は"Hilbert-Kalkül"である。従ってプランカルキュールは「設計のための形式的システム」という意味である。
==解説==
プランカルキュールはAPL関係代数の類似性を示している。代入文、サブルーチン、条件文、ループ、浮動小数点演算、配列、階層構造を持つ構造体、アサート、例外処理、目的指向型実行(goal-directed execution)などのような先進的な機能がある。
''max''関数を用いて3つの値の最大値を求めるプログラムの例:
P1 max3 (V0,V1,V2) => R0
max(V0,V1) => Z1
max(Z1,V2) => R0
END
P2 max (V0,V1) => R0
V0 => Z1
(Z1 < V1) -> V1 => Z1
Z1 => R0
END
プランカルキュールは複数の行を用いた特殊な表記法を持つ。これはゴットロープ・フレーゲが1879年に開発した数理論理学用の''Begriffsschrift''と同じものである。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「プランカルキュール」の詳細全文を読む




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