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プラ素材(プラそざい)とはプラスチック(合成樹脂)でつくられた模型用・工作用素材の総称。ただし、単にプラと呼んだ時は、一般的にはスチロール樹脂を指す。 ==概要== プラモデルと同じスチロール樹脂(ポリスチレン)製のプラ素材は、棒状または薄板状の工作用素材で、アクリル樹脂や塩化ビニールと異なり、プラモデル用(スチロール樹脂用)の接着剤で簡単に接着でき、切削加工も容易なのが特徴である。日本国内では、模型メーカーのタミヤがプラモデルの改造用に発売したプラ板とプラ棒が一般的であるが、断面の形状やサイズの種類が豊富なアメリカのエバーグリーンおよびプラストラクト製のものや、プラ板が加熱により収縮することを利用したプラ板遊び用の商品も入手が可能である。 プラモデルが一般化するに従って、モデラーは実物に更に近づけたり、モデル化されていないタイプを作るためにプラモデルの改造を行なうようになった。当初は使用できる素材は限られており、小さな部品はプラモデル製作で余剰となるランナーを加工して作ることができたが、大きな部品に使用できるのは木材だけだった。しかし、木材はプラスチックと全く異なる表面仕上げを必要とし、プラスチックとの接着も難しかったため、木材を用いてプラモデルの改造を行うには高い技術と経験を必要とした。そこで、より手軽に改造を行えるようにするため、当時多くの戦車キットを発売し、情報誌上で改造記事を連載していたタミヤが発売したのがプラ板とプラ棒である。これらはプラモデルと同じ素材で作られていたため接着や塗装も容易であり、以後プラモデルの改造やスクラッチビルドを行う際の必需品となった。販売が長期にわたるにつれプラ板を模型以外に用いることも増え、近年では手軽に入手できる工作用素材として使用されている。エバーグリーンやプラストラクトの製品はタミヤ製ほど入手は容易ではないが、断面形状やサイズの種類が多く、実物の形状を忠実に再現できるため建築模型や鉄道模型でも広く使用されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「プラ素材」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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