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アクア(''AQUA'')は、トヨタ自動車が2011年より製造・販売を開始している量産の小型ハイブリッド乗用車である〔トヨタ、小型量産ハイブリッド車「アクア」を発売 - webCG 2011年12月26日〕。 本項では、特に記載がない限り日本仕様の「アクア」について記述する。 == 概要 == 2010年1月に開催されたデトロイト・モーターショーにおいて、トヨタブランド最小のハイブリッド専用車を示唆する「FT-CH」が発表され、翌2011年の同モーターショーにてその「FT-CH」の流れを汲む新型のコンセプトカーである「PRIUS C concept」を発表した〔【トヨタ アクア 発表】先進だけではなくFUNだけでもない Response.〕。その10ヵ月後となる11月15日に市販予定車両がワールドプレミアになると同時に「アクア」という車名も正式にアナウンスされ、その後に開催された「第42回東京モーターショー」へと出展され一般公開された〔【東京モーターショー11】トヨタ アクア 初公開…プリウスを超える燃費40km/リットル - レスポンス 2011年11月15日〕。 そしてショー終了後の12月26日に正式発表・発売となり、トヨタにとっては2003年に生産終了した初代プリウス以来8年ぶりとなる「5ナンバーサイズ」のコンパクト乗用ハイブリッドカーが復活した。販売は他のトヨタ製ハイブリッド専用車種と同様に、全てのトヨタ車取扱い店舗(トヨタ店・トヨペット店・カローラ店・ネッツ店)となる〔ただし、9代目より日本市場ではハイブリッド専用車種となったカムリについてはカローラ店でのみの販売となる。〕。車両の製作は、日本国内・国外市場向けともにトヨタ自動車東日本(TMEJ)の岩手工場(旧・関東自動車工業岩手工場)が担当する。 翌2012年3月には北米・台湾・オセアニア市場での販売が開始されるが、その車名は「アクア」ではなく〔同じハイブリッド車でもプリウス(W30型)とプラットフォーム等の共通点はないが、日本国外市場では「PRIUS」の車名が浸透しているために「PRIUS C」の車名が与えられた(モーターファン別冊「トヨタ・アクアのすべて」より)。〕「プリウスファミリー」であることをアピールするため、コンセプトカーに用いられた「PRIUS C(プリウスC)」の車名が付与されている。また日本市場でのアクアもプリウスファミリーの一員という扱いになっている。 欧州市場においては、アクアと同型のプラットフォームを採用している「ヴィッツ(P13#型)」にアクアのハイブリッドシステムを搭載した「YARIS HYBRID(ヤリス・ハイブリッド)」〔HVシステム(THS-II)自体はアクア(プリウスC)と同型だが、欧州の道路事情を考慮しトランスミッションのギア比やモーターの出力が高められているほか、THS-II採用でありながらタコメーターが標準装備(この件に関しては後発のカローラアクシオHV/フィールダーHVも同様)されているなど細部が異なっている。〕が2012年6月より販売され、アクア(プリウスC)のポジションを担っている〔これとは逆にアクア(プリウスC)が販売されている地域(日本・台湾・北米)でヤリス(ヴィッツ)ハイブリッドが販売されていないのはこのため。〕。 車名の「アクア」はラテン語で「水」を意味する。水の持つ「透明感あるクリーンなイメージ」や「誰もが必要・大切にするイメージ」を連想させるとともに、水の様に自由な広がりを持つことで従来のハイブリッドカーのイメージにとらわれることなく、より広く楽しまれることを願って命名された。また、「プリウスC」の"C"は「City」の頭文字。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「トヨタ・アクア」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Toyota Prius c 」があります。 スポンサード リンク
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