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プリキュア ( リダイレクト:プリキュアシリーズ ) : ウィキペディア日本語版
プリキュアシリーズ

プリキュアシリーズは、朝日放送ABCテレビ)、アサツー ディ・ケイ(ADK)、東映アニメーションが制作、テレビ朝日系列で放送されている日本女児向けアニメシリーズである。
== 概要 ==
プリキュアシリーズはABCの日曜朝8時30分のアニメとして制作され、テレビ朝日系列で『明日のナージャ』の後続作品として2004年に放映された『ふたりはプリキュア』の大ヒットから端を発し、以降10年以上にわたってシリーズを重ねている(13年目の2016年は『魔法つかいプリキュア!』を放映中)。東映アニメーションの女児向け作品としては、『美少女戦士セーラームーン』シリーズ以来の新風を巻き起こしている〔人気シリーズの原点「ふたりはプリキュア」がDVD-BOXになって帰ってくる! - ニュースウォーカー、2011年2月5日。2013年10月22日閲覧。〕。1シリーズの放送話数は原則、番組単位として1年ごとにリセットされており、各シリーズ間には『映画 プリキュアオールスターズ』などのクロスオーバー作品を除いて『スーパー戦隊シリーズ』と同じく登場人物や世界観などの連続性はない〔ハイパーホビー2014年2月号p9、徳間書店〕。放送期間は、朝日放送・テレビ朝日系列基準で全シリーズ2月から翌年1月までの1年間となっており、話数は作品によって差異はあるが概ね48話前後である。11年目の2014年に放映された『ハピネスチャージプリキュア!』でシリーズ通算500回を突破した。
メディアミックスが盛んに行われており、アニメを中心として映画、漫画、ゲーム、ミュージカルなどに幅広く展開されている。また、劇中に登場するアイテムは玩具として商品展開されている。
プリキュア」というタイトルの由来は「プリティー(PRETTY=かわいい)」と「キュア(CURE=癒す)」という女の子らしいイメージを合わせた造語であり、この名前に至るまでには相当の時間を要したという。タイトルロゴの下にも英字(ラテン文字)表記がされており、『フレッシュプリキュア!』までの「PRETTY CURE」、『ハートキャッチプリキュア!』以降の「PRECURE」に概ね大別される。ただし、一部の作品タイトルやキャラクター商品にはこのどちらかの表記が記載されており、頭文字のみ大文字の場合もある。
企画当時、まだアニメに疎く女児向けアニメの担当もしたことがなかった鷲尾天が要請を受けプロデューサーとしてシリーズを立ち上げ5年間指揮を執る。主に幼児から小学校中学年までの女児を対象とした作品であるが、その分野について詳しくなかった鷲尾は開き直って「自分のやりたいことをやる」と腹をくくったといい〔、従来の同系列作品と異なった試みがなされている。『仮面ライダー』や『ウルトラマン』が放映されていた世代の鷲尾は、「とりあえず変身して戦う物の方がかっこいいだろう」という発想から、同枠で放映されていた『夢のクレヨン王国』や『おジャ魔女どれみ』シリーズ、『ナージャ』などの柔和なイメージとは違う「戦い」をメインとして本シリーズの企画を推し進める。さらに鷲尾は「幼児期の男女に差はほとんどなく公園や幼稚園では男女関係なく飛び跳ねて遊びたいはず」という考えからそれは生まれ、企画書に「女の子だって暴れたい」と書いたという。しかしそれだけではなく、メインターゲットの好むもののリサーチを行い、また美少女物の模範例として『セーラームーン』の研究も行われる。しかし「『セーラームーン』と同じことをしても今の時代に受け入れられるわけではない」という考えから、それはあくまで新たな発想の原点として位置づけていた。6年目の『フレッシュプリキュア!』からはプロデューサーが鷲尾から梅澤淳稔(9年目の『スマイルプリキュア!』では梅澤と長谷川昌也の2人体制)へ、10年目の『ドキドキ!プリキュア』からは柴田宏明(12年目の『Go!プリンセスプリキュア』では第23話まで柴田と神木優の2人体制、第24話以降は神木単独)へ、13年目の『魔法つかいプリキュア!』からは内藤圭祐へと交代している。
本シリーズは主に3歳から8歳までの女子を中心に人気のシリーズとなっている。バンダイが月次でアンケート調査を行っている「バンダイこどもアンケートレポート」によると、毎年6月に定期的に行われている「お子様の好きなキャラクターは何ですか?」とのアンケートにおいて、シリーズ開始の2004年が女子4位、2005年以降の6年間、継続して女子上位3位以内にランキングされている。また、年齢別集計では、女子 3 - 5歳で2004年以降継続して1位、女子 6 - 8歳では2004年および2006年以降で継続して1位を維持している〔バンダイこどもアンケートレポート「お子様の好きなキャラクターは何ですか?」 (、、、、、、、〕。3歳から8歳までの女子に人気であるという傾向は、「1日だけ何かになれるとしたらお子様は何になりたいですか?」「お子様が“変身”してみたいものは何ですか?」「お子様の好きなテレビ番組名」などのアンケート結果においても同様となっている。
これ以降の本文および注釈にて、各作品のタイトルが以下のように略記されている場合があることを留意されたい。
* 『ふたりはプリキュア』 - 『無印』
* 『ふたりはプリキュア Max Heart』 - 『Max Heart』
 * 『無印』と『Max Heart』を総称して「『無印』シリーズ」
* 『ふたりはプリキュア Splash Star』 - 『Splash Star』
 * 『Splash Star』と『無印』シリーズと総称して「『ふたり』シリーズ」
* 『Yes!プリキュア5』 - 『5』
* 『Yes!プリキュア5GoGo!』 - 『GoGo!』
 * 『5』と『GoGo!』を総称して「『5』シリーズ」
* 『フレッシュプリキュア!』 - 『フレッシュ』
* 『ハートキャッチプリキュア!』 - 『ハートキャッチ』
* 『スイートプリキュア♪』 - 『スイート』
* 『スマイルプリキュア!』 - 『スマイル』
* 『ドキドキ!プリキュア』 - 『ドキドキ』
* 『ハピネスチャージプリキュア!』 - 『ハピネス』
* 『Go!プリンセスプリキュア』 - 『Go!プリンセス』
* 『魔法つかいプリキュア!』 - 『魔法つかい』
また、この略記は映画のタイトルにも適用する。
* 『映画 Go!プリンセスプリキュア Go!Go!!豪華3本立て!!!』 - 『映画Go!プリンセス』(レギュラー映画)
* 『映画 プリキュアオールスターズ みんなで歌う♪奇跡の魔法!』 - 『奇跡の魔法!』(オールスターズ映画)

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「プリキュアシリーズ」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Pretty Cure 」があります。




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