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プリトヴィツェ ( リダイレクト:プリトヴィツェ湖群国立公園 ) : ウィキペディア日本語版
プリトヴィツェ湖群国立公園[ぷりとヴぃつぇこぐんこくりつこうえん]

プリトヴィツェ湖群国立公園(プリトヴィツェこぐんこくりつこうえん)は、クロアチア国立公園の1つであり、ボスニア・ヘルツェゴビナ国境に近いプリトヴィツェ湖群市Plitvice Lakes municipality)に位置する。大小16の湖と92の滝がエメラルドグリーンの幻想的な景観を作り出しており、1979年ユネスコ世界遺産に登録された。プリトヴィッチェ湖群国立公園〔日本ユネスコ協会連盟『世界遺産年報2008』〕、プリトヴィチェ湖群国立公園〔石井清ほか監修『世界遺産を旅する(4)』近畿日本ツーリスト、1998年〕などとも表記される。
面積として約90%の部分がリカ=セニ郡にあり、約10%がカルロヴァツ郡にある。
なお、「プリトヴィツェ湖群」は現地のクロアチア語では''Plitvička jezera'' である。
== 地理学的・地質学的特色 ==
プリトヴィツェ湖群は一般にディナル・アルプス山脈と呼ばれる山地に点在するカルスト地形の1つで、 〔 クロアチア、スロヴェニアのカルスト案内 〕 Lička Plješevica山(Gornja Plješevica山頂の標高1640m)、Mala Kapela山(Seliški vrh山頂の標高1280m)、Medveđak山(標高884m)の山間に広がるプリトヴィツェ台地に位置し、湖群名もこの台地名によっている。
16の湖は、山間から流れ出てくる水が標高636mから503mまで、およそ8kmにわたって南北方向に流れる中で形成されており、上流の湖群と下流の湖群がある。湖群はおよそ2km²に渡って広がり、一番大きな滝は下流のプリトヴィツェ川が流れ込んでできた大滝(78m)で、 〔 プリトヴィツェ湖群国立公園(クロアチアガイド) 〕 湖群の最下流にある湖からコラナ川Korana)に流れ出す。
一帯の地質は主にドロマイト(白雲岩)と石灰岩カルストからなり、このことが際立って特徴的な景観が生まれる素因となっている。湖群は、コケ類藻類バクテリアなどの光合成が関与して生まれた石灰質堆積物(石灰華)の自然のダムからできている。植物片を混じえた堆積物は年々積み重なり、年1cmの割合で堆積物のダムが高くなっていく。
湖群は紺碧紺青、灰色など、目を見張るような色合いをもつ。水の色はミネラル有機物の量、あるいは日照の角度などによって絶え間なく変化する。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「プリトヴィツェ湖群国立公園」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Plitvice Lakes National Park 」があります。




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