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===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
『プリュ・オー!』(仏語''Plus oh !''、「もっとオーを!」の意)は、ジャン=リュック・ゴダール監督による、1996年製作のフランスの短篇映画である。歌手のフランス・ギャルが依頼し、彼女の曲『''Plus haut''』(1980年)のミュージック・ビデオとして製作された。'Plus oh !''、「もっとオーを!」の意)は、ジャン=リュック・ゴダール監督による、1996年製作のフランスの短篇映画である。歌手のフランス・ギャルが依頼し、彼女の曲『''Plus haut''』(1980年)のミュージック・ビデオとして製作された。'、「もっとオーを!」の意)は、ジャン=リュック・ゴダール監督による、1996年製作のフランスの短篇映画である。歌手のフランス・ギャルが依頼し、彼女の曲『''Plus haut''』(1980年)のミュージック・ビデオとして製作された。 == 概要 == 1996年、『夢見るシャンソン人形』などで知られるフランスのポップス歌手、フランス・ギャルが、1980年のアルバム『''Paris, France''』所収の曲、『''Plus haut''』をシングルカットするにあたり、そのミュージック・ビデオの製作を、かねてから『ヌーヴェルヴァーグ』(監督ジャン=リュック・ゴダール、主演アラン・ドロン、1990年)が好きだったゴダールに依頼した。最初は断ったゴダールだったが、「いわゆるクリップ製作にはなりませんよ」と言いながら、最終的には引き受けることにした〔仏語版WikipediaFrance Gallのページの記述の抄訳。〕。本作のタイトルは、ギャルの曲のタイトルと同じ音(「プリュ・オー」)をもつが、曲名の意味が「もっと高く」であるのに対して、「もっとオーを!」という驚きを喚起する意味に換えられている。 クレーンに乗った撮影監督のシルエット映像で始まる本作は、のちの『二十一世紀の起源』(2000年)や『時間の闇の中で』(オムニバス『10ミニッツ・オールダー』の一篇、2002年)と同様のつくりをしており、とくに近現代絵画とカトリックの宗教画の引用が多く、また、トーマス・エジソンが発明したキネトスコープ最初の映画での鷲が乳児を掴んで空を飛ぶショットや、ヘンリー・フォンダのキスシーン、グレタ・ガルボのポートレート、セルゲイ・エイゼンシュタイン監督の『イワン雷帝』(第二部・1946年)、ジャン・コクトー監督の『美女と野獣』(1946年)、ウォルト・ディズニー製作の世界初の長篇カラーアニメーションである『白雪姫』(1937年)など大量の映画のアーカイヴ・フッテージをモンタージュしてつくられている。セリフのひとつもないこの「映画」は、ゴダールにとってはサイレント・フィルムであり、サイレント時代に多用された「アイリス」で、歌うフランス・ギャルの口もとや瞳を捉え、その口もとに「OH!」の「O」の文字を乗せる遊びをしている。 このゴダール監督のサイレント・フィルムでのゴダールのメッセージは、 :芸術は見はしない。それは姿を変える。''L'Art ne voit pas. Il métamorphose.'' :美は聴きはしない。それは姿を変える。''La Beaute n'écoute pas. Elle métamorphose.'' :愛は考えはしない。それは姿を変える。''L'Amour ne pense pas. Elle métamorphose.'' :映画は語りはしない。それは姿を変える。''Le Cinéma ne parle pas. Il métamorphose.'' といった字幕でのみ語られている。 また、『イワン雷帝』のカットは、おなじスローモーションのかけかたで、『時間の闇の中で』でも使用された。 『''Plus haut''』のCDシングルは1996年3月15日にワーナーのU10レーベルから発売になったが、多数の引用によってつくられ完成した本作は、著作権上の問題から、ニュースや音楽に特化したフランスのテレビ局M6で、同1996年4月20日にたった1度だけ放映することとなった〔。その後、2006年のパリのポンピドゥーセンターでのゴダール展に際してのレトロスペクティヴ等で上映された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「プリュ・オー!」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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