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プリンス・セダン : ミニ英和和英辞書
プリンス・セダン
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。


プリンス・セダン : ウィキペディア日本語版
プリンス・セダン

プリンス・セダン(''Prince Sedan'' )はたま自動車(のち、プリンス自動車工業を経て日産自動車)が1952年(昭和27年)3月から、1957年(昭和32年)4月まで製造・販売していた乗用車である。型式はAISH型。
耐久性を重視した前後固定車軸仕様ではあったが、1952年当時の日本製乗用車としては最大級の1,500ccエンジンを搭載した上級セダンとして開発され、電気自動車業界から転じたプリンスのガソリン車分野への地歩を築いたモデルである。なお、1956年(昭和31年)4月には、前輪独立懸架の「プリンス・セダン・スペシャル」(型式はAMSH型)も追加発売されている。〔『「プリンス」荻窪の思い出 - II』〕〔『プリンス自動車の光芒』〕
== 概要 ==
電気自動車メーカーであったたま自動車が1952年3月、初のガソリン自動車として販売を開始。その年の皇太子(今上天皇)の立太子の礼にちなんで、同時発売のAFTF型トラックとともに「プリンス」を名乗った、1,500cc級の4ドアセダンである。後に社名もプリンスを名乗るようになった。エンジン開発・製造は旧中島飛行機系の富士精密工業によるもの。
乗用車専用設計のシャーシを新たに開発し、日本でも先例の少ないコラムシフト方式採用で6人乗りを実現、4段変速機は2速以上をシンクロナイザー付とした。国産乗用車の市場で日産自動車が860cc・25PSのダットサントヨタ自動車工業が1000cc・27PSのトヨペットを主力商品としていた当時、プリンスは1500cc・45PSの性能で競合他社を圧した。この結果、トヨタは新型1,500cc級エンジン「R型」投入を急ぎ、日産・いすゞは国外メーカー提携による1000cc超の中型セダン国産化に邁進することになる。
当時のたま自動車の設計スタッフは僅か10名程度であり、技術課の課長は田中次郎、そしてその下で具体的にプリンス・セダンの設計を取りまとめたのは、課長代理の日村卓也である。〔
なお、日村は、桜井眞一郎がたま自動車に採用された時の直属上司である。〔『スカイラインとともに』〕
後継車種は1957年発売の初代スカイライン(ALSI型)である。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「プリンス・セダン」の詳細全文を読む




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