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プリント倶楽部(プリントくらぶ)は、自分の顔や姿をカメラで撮影して、シールに印刷された写真を得る機械の商品名である。厳密に『プリント倶楽部』とはアトラスのブランドで1995年7月に発売したものを指す。同様の機能を持つ他社製品も含めて俗に「プリクラ」と呼ばれる。 現在、プリント倶楽部(第3367498号ほか)およびプリクラ(第4128271号ほか)はアトラスの親会社であるセガホールディングスの登録商標となっているため、「プリントシール機」「写真シール機」などの呼称が適切である。本項目では類似製品も含めて解説する。 == 概要 == 『プリント倶楽部』は1995年7月に発売され、当初はアミューズメントパークを中心に設置された。その後各社から同様の機械が発売され、機械内部に記録されている有名人などと一緒になった撮影ができたり、ペンタブレットを搭載し自由に落書きをしたり、フレーム、スタンプなどの模様を入れたりなど遊びの要素を加えられ、女子中高生や若い女性を中心に2000年頃に大きなブームとなった。 プリント倶楽部と名前が付くシリーズには、プリント倶楽部、プリント倶楽部2、スーパープリクラ21の3種がある。初代プリクラはシステムC2、2代目はST-V(以上セガ)と、アーケードゲーム用のシステム基板が使用されていた。またSNKの『ネオプリント』では、カスタマイズされたMVS基板が使用されている。 スーパープリクラ21以降、他社製のプリントシール機は、PC/AT互換機が筐体に内蔵され、OSはWindowsなどで動作していることが多い。撮影デバイスには、監視カメラなどに使用されるCCDカメラが多く使われていたが、2010年以降に登場したものには、ほぼ全ての機種で市販のデジタル一眼レフカメラが使用されている。写真を印刷するプリンタは、業務用の昇華型カラープリンタが使用される(三菱電機製とシンフォニアテクノロジー製が大半を占める)。このように、現在では撮影と印刷に使われる機器はプリントシール機メーカー各社間でほぼ差は無いため、撮影ブースの設計や撮影後の画像処理、ユーザーインタフェース、印画紙の質感や色味などを製品コンセプトに合わせて調整することで、製品ごとの独自性を出している。 また、近年の筐体には3Gによる通信機能が搭載されており、ソフトウェアのアップデート(大規模なものはDVDで提供される)や各種プロモーションの更新のほか、撮影した画像をプリントシール機メーカーが管理するサーバに送り、会員制サービスを通じてユーザーに提供している。以前は、印刷トラブルに備えて撮影データを過去数回分蓄積してテストモードから再プリントすることができる機種もあったが、この機能を悪用される例があったことや、個人情報保護の意識の高まりがあり、2015年現在の主力機種では印刷が完了した撮影データの閲覧や再プリントはできないようになっている。(印刷完了前のデータは保持しているため、マシントラブルの場合は電源断から復帰することで処理を続行できる) 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「プリント倶楽部」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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