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プロビア()は、富士フイルムのカラーリバーサルフィルムのブランド「フジクローム」を冠する銘柄のシリーズである。ベルビアと並ぶ「フジクローム」の主力ラインである〔''Fujichrome'' , 富士フイルム、2012年1月31日閲覧。〕。 == 略歴・概要 == 1994年(平成6年)2月、富士写真フイルム(現在の富士フイルム)は、フジクロームプロビアシリーズとして、フジクロームプロビア100(RDP II)、フジクロームプロビア400(RHP II)、フジクロームプロビア1600(RSP II)の製造販売を開始した〔富士フイルムのあゆみ 1990年 、富士フイルム、2012年1月31日閲覧。〕〔''フジクローム・プロビア100の特徴と技術''、富士写真フイルム足柄研究所、科学技術振興機構、2012年1月31日閲覧。〕。それぞれ、1983年(昭和58年)3月発売の「フジクローム100プロフェッショナルD」(RDP)、1980年(昭和55年)4月発売の「フジクローム400プロフェッショナルD」(RHP)、「フジクローム1600プロフェッショナルD」(RSP)の後継製品である〔プロフェッショナル写真市場向け商品のラインアップ 、富士フイルム、2012年1月31日閲覧。〕。 2000年(平成12年)7月、フジクロームプロビア100F(RDP III)、フジクロームプロビア400F(RHP III)の製造販売を開始する〔富士フイルムのあゆみ 2000年 、富士フイルム、2012年1月31日閲覧。〕。同社の経営者が、この「プロビアF」シリーズを「世界最高級の粒状性」と自負しているが〔平成13年3月期中間決算短信 、富士写真フイルム、2000年11月10日付、2012年1月31日閲覧。〕、背景として、印刷業界でのカラーリバーサルフィルムのスキャナ取り込みの日常化による粒状性向上の必要があった〔''超高画質カラーリバーサルフィルム「フジクロームプロヴィア100F, 400F」の開発''、富士写真フイルム足柄研究所、2012年1月31日閲覧。〕。「プロビアF」2種の特徴は「世界最高の粒状性」「抜群の減増感処理性」「色再現性と調子再現性の向上」であった〔。 翌2001年(平成13年)6月、「フジクロームプロビア100F」および「同400F」 がカメラグランプリ2001で「カメラ記者クラブ特別賞」(現在のカメラ記者クラブ賞)を受賞する〔。 2003年(平成15年)6月、フジクロームのラインナップに新たに「フジクロームベルビア100F」および「フジクロームベルビア100」、「アスティア100F」が加わったとき、開発者は、プロビアを主力・中心としたフジクロームのラインに、硬調高彩度型のベルビアと軟調低彩度型のアスティアを加え、写真家・撮影者のさまざまな撮影意図に答えるべく開発した、としている〔新カラーリバーサルフィルム フジクローム「Velvia 100F/100」「ASTIA 100F」の開発 、富士フイルム、2012年1月31日閲覧。〕。 2006年(平成18年)4月、フジクロームプロビア400X(RXP)の製造販売を開始する〔富士フイルムのあゆみ 2005年 、富士フイルム、2012年1月31日閲覧。〕。 2010年(平成22年)4月1日、富士フイルムは、同日改正された化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律(化審法)で、ペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)が第一種特定化学物質に指定されたことを受け、同成分を含有した製品を同日現在は製造していないこと、および過去には製造していたもののリストを発表した〔PFOSを含有する業務用写真撮影フィルムのお知らせ 、富士フイルム、2012年1月31日閲覧。〕。プロビアに限っていえば、「フジクロームプロビア100F」のシートフィルムのうち、2000年1月-2004年4月製造分にPFOSが含有されていることを明らかにした〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「プロビア」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Provia 」があります。 スポンサード リンク
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