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総会屋(そうかいや) とは、日本において、株式会社の株式を若干数保有し株主としての権利行使を濫用することで会社等から不当に金品〔金銭、物品、有価証券、債権、信用供与、債務免除、債務保証、サービス労務、施設提供、無償の海外旅行やゴルフコンペの参加、リハーサル出席株主への日当、社会通念を越える手土産・飲食費・交通費、株主・その関係者の慈善団体・研究機関への寄付・会費・出版物の購入・広告料など。「相当な対価を伴う合法的な商取引」も含める。また、犯罪組織的な役割を持つ総会屋もあり、その総会屋から得た資金を暴力団の資金源(シノギ)としていた事例もある。〕を収受、または要求する者および組織を指す。 別名として「特殊株主」「プロ株主」等があり、英語では違法事業者を指すracketeerと訳されることもある。 その名の通り株主総会の活性化を阻害する存在だが、1981年(昭和56年)、1997年(平成9年)の2度の商法改正により、その活動が従来より制約された。2006年5月1日に施行された会社法では、株主の権利の行使に関する利益の供与(会社法第120条)として規制されている。 ==総会屋の仕組み== 会社経営への株主関与は本来、会社法ならびに定款に基づき、投資家の持分(支配比率)に比例して影響力が行使されるのが原則であるが、上場企業の株主総会では株主数が数万人に及ぶことが多く、すべての株主が議事議決において賛否を表明することは困難であり、慣例的に議場の賛成多数・満場一致をもって議事議決となるのが通例である。しかしここに最小単位の持ち株投資家であっても複数で乗り込み、大声で異議を唱えれば、議事を遅延させることが可能であった。このために、株主総会の時期になると総会屋はターゲットとした企業の総会を取り仕切る総務部に乗り込み、財物を要求する〔例えば、挨拶回りついでに自分達の作成した冊子の購入などを「提案」する。株主総会をトラブルなく無事に取り回したい総務部のなかには、総会屋の威迫に負けて書籍購入などの名目で金品を与えてしまう場合もあり、そうなると両者の癒着構造が生じる。総会屋はこの癒着をテコにして、さらに影響力を行使し、ターゲット企業から金品を得ようとする。またターゲット企業の総務部に顔の利くことをエサにして備品・文房具業者や弁当仕出し業者、廃棄物処理業者などに声をかけ、紹介してやるなどと称して口利き料を巻き上げる。〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「総会屋」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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