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プーッコ : ミニ英和和英辞書
プーッコ[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

プーッコ : ウィキペディア日本語版
プーッコ[ちょうおん]

プーッコ()はフィンランドの伝統的なフィンランド様式、スカンジナビア様式のナイフ。木工、釣、料理などの道具として使われるほか、武器としても使われる。ハンティングナイフの一つ。プーッコという語は英語に受容されつつある。
== 形状 ==

プーッコは一般的なナイフである。片刃で、刃のほうが反っており峰側は平らである。このため、峰のほうを手のひらや親指で押すことができる。削り刀、釣師や猟師の下ごしらえ用の小刀として使われる。いくつかのプーッコは上向きか下向きに曲がった特徴があり、どんな使用目的であるか次第である。狩用のプーッコの先端はたいてい下のほうに曲がっており、これはより皮を剥ぎやすく、簡単に捌きやすく、より獲物が汚れにくくする効果がある。刃の部分部分は短く、たいていは柄と同じくらいの長さである。釣師用のものには魚のはらわたを素早く処理できるように小さいあり継ぎがあるものもある。
たいていのプーッコは僅かなショルダーがあるがチョイルはない。刃部が終わり、柄の始まる場所が、もっとも力が加えられる。大抵手が刃部へ落ちるのを防止するがない。しかし元来切るための道具であり、突く武器として考えられていないため、それほど重要な問題ではない。魚や猟の獲物のはらわたを取り除くといったような、ナイフや手が濡れる可能性がある場合、柄部に鍔が彫られる。伝統的な長さのプーッコはおおよそ手のひらの幅ほどの大きさであり、90-120mm程度である。彫刻家、狩猟家、皮細工師などはより短い刃が有用とされ、建具師、大工、建設業者などは長いほうがより有用である。野外生活者のサーミ人のナイフであるレウクは刃の長さが400mmほどあり、歴史的なヴァキプーッコマチェテスクラマサクスの短剣より大きく500mmほどある。
工場製、手製の両方がしばしば積層構造で作られている。鋼(伝統的には褐鉄鉱から作られるるつぼ鋼)の薄い層が二枚の軟金属の層にはさまれている。これにより、刃を砕けにくくし、砥ぎの反復を容易にしている。19世紀以前、ほとんど全てのフィンランドの鉄は褐鉄鉱から木炭高炉で作られていた。産出物はとても純度の高く、質の高い鉄で、るつぼ鋼に好都合なものであった。今日では炭素鋼特殊鋼の両方が使用されている。鉄の品質改善によって刃は軽く、強くなってきている。
伝統的な柄の材料はカバノキである。そのほかナラマツヘラジカトナカイの角、鯨歯細工、などが使われる。時にはいくつかの材料から作られている。しかし、現在の工業的に作られたプッコの場合、柄はプラスチックで作られていることが多い。
フィンランドや北スカンジナビアの多くの人は自尊心をプーッコの柄の彫刻につぎ込む。世代を超えて、このナイフは北欧文化と親密に結びつき、いくつかの方式が多くの民族服の一部になっている。良いプーッコは芸術的表現力と道具の双方が等しい。作るためには刀鍛冶だけでなく、彫刻家、宝石職人、デザイナー、鞘を作る皮細工師など多数の技能者が必要である。また、あなたがカバ樹皮を紡ぐ難しい技術を心得ているなら、それを使う機会にもなる。最もすばらしいプーッコはダマスカス鋼の刃を持っており、気泡鋼を使って刃を鍛造することは鍛冶職人の特徴と考えられていた。この工法はウーツ鋼を作る過程と同じく、1980年代フィンランドで再発見され、いくつかの鍛冶職人はウーツ鋼からプーッコを作っている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「プーッコ」の詳細全文を読む




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