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ヘイムダル(ヘイムダッルとも。)は北欧神話の光の神。「白いアース〔」とも呼ばれる。 == 解説 == 『スノッリのエッダ』第一部『ギュルヴィたぶらかし』第27章の説明では、ヘイムダルは九人姉妹である母親(en)の息子とされる〔『エッダ 古代北欧歌謡集』247頁。〕。この章に一部が引用されている詩『ヘイムダルの謎』(『ヘイムダルガルド〔』とも)において「9人の母の子、9人姉妹の息子」とうたわれているが、この姉妹は海の波と考えることもできる〔『北欧の神話』145頁。〕。さらにヘイムダルを波の間から昇る暁光と解釈する研究者もおり、このことから本来は生成の神の性格を持っていたとも推察される〔『エッダ 古代北欧歌謡集』15頁〕。眠りを必要とせず、夜でも昼と同じく100マイル先を見ることができ、草の伸びるわずかな音でさえも聞き取る鋭い耳を持っていたことから、アースガルズの見張り番の役目を負う。彼の住居はヒミンビョルグといい、アース神族の国アースガルズと人間の国ミズガルズを繋ぐ虹の橋ビフレストに近い場所にある〔。 角笛ギャラルホルンの持ち主〔で、この角笛が鳴らされた時、ラグナロクの訪れを意味する。すなわち、巨人の軍勢がビフレストを渡ってアースガルズへ攻め上って来るのを見つけると、彼はギャラルホルンを鳴らして神々にそのことを知らせるのである〔『エッダ 古代北欧歌謡集』276頁。〕。 『古エッダ』の『スリュムの歌』第15節では、容姿が神の中で最も美しく、ヴァン神族と同じように未来がわかる神だとされている〔『エッダ 古代北欧歌謡集』90頁。〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ヘイムダル」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Heimdallr 」があります。 スポンサード リンク
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