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ヘキサカルボニルバナジウム : ミニ英和和英辞書
ヘキサカルボニルバナジウム[ばなじうむ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

バナジウム : [ばなじうむ]
 vanadium

ヘキサカルボニルバナジウム : ウィキペディア日本語版
ヘキサカルボニルバナジウム[ばなじうむ]

ヘキサカルボニルバナジウム ()、またはバナジウムカルボニル () とは、化学式が V(CO)6 と表される金属カルボニルである。反応性が高く、理論的、学術的に注目すべき性質を持つ。ホモレプティックな金属カルボニルでは珍しく、常磁性かつ単離が可能である。Mx(CO)y と表されるほとんどの金属カルボニルが18電子則に従うのに対し、V(CO)6 が持つ価電子は17個である〔C. Elschenbroich, A. Salzer ”Organometallics : A Concise Introduction” (2nd Ed) (1992) from Wiley-VCH: Weinheim. ISBN 3-527-28165-7〕。
== 合成 ==
古典的な手法において V(CO)6 は、- を中間体として経由する二段階反応で合成される。まず VCl3 を200気圧一酸化炭素のもと、160 において金属ナトリウムにより還元する。この還元反応の溶媒は通常ジグリムが用いられる。ジグリムは、クラウンエーテルと同様にナトリウム塩を可溶化させる。
: 4 Na + VCl3 + 6 CO + 2 diglyme → + 3 NaCl
この反応を低圧で行う方法も開発されている〔Liu, X.; Ellis, J. E.; "Hexacarbonylvanadate(1) and Hexacarbonylvanadium(0)" ''Inorganic Syntheses'' 2004, ''34'', 96-103. ISBN 0-471-64750-0〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ヘキサカルボニルバナジウム」の詳細全文を読む




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