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ヘキサクロリド白金(IV)酸(ヘキサクロリドはっきん よん さん、)は化学式 H2 で表される白金(IV)錯体の一種である。最も簡単に利用できる白金の可溶性化合物のうちの1つであり、各種白金化合物合成の出発物質として使用される。 試薬としては大変に高価で、白金地金相場により大きく変動するが、貴金属地金の高騰した2008年の相場では100 gが47〜48万円であった。 == 合成法 == 金属白金粉末を暖めた王水に溶かして合成するが白金原子との親和力の強いニトロシル(NO+ 配位子、nitrosyl)が混入しやすい。 溶解後塩酸を加えて蒸発乾固することを繰り返しニトロシルを追い出す。 しかしながら完全にニトロシルを追い出すことは困難であるため、白金粉末を暖めた濃塩酸に懸濁させ、撹拌しながら塩素ガスを通じるか、過酸化水素水を滴下して発生する塩素により酸化溶解させるほうが純品を得やすい。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ヘキサクロリド白金(IV)酸」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Chloroplatinic acid 」があります。 スポンサード リンク
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