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ヘクシャー=オリーンの定理 (Heckscher-Ohlin theorem) は、スウェーデンの経済学者エリ・ヘクシャーとベルティル・オリーンが構築した国際分業パターンの形成に関する定理であり、国際経済学における最も基本的な定理の1つである。この定理によれば、各国の輸出と輸入の構造を決定するのは、各国に存在する資本や労働などの生産要素の賦存比率(物量同士の比率)である〔この説明は、伊東光晴編『岩波現代経済学辞典』p.2046の「ヘクシャー=オリーンの定理」の記述を、全面的に踏襲したものである。〕。 この定理を構築したオリーンは、この功績が称えられ、1977年にイギリスの国際経済学者ジェイムズ・ミードとともにノーベル経済学賞を受賞した。 == 概要 == 生産要素が国際間で全く移動せず、2財、2要素、2国を想定したケース(ヘクシャー=オーリン・モデル)において、ヘクシャー=オリーンの定理は直観的には次のように説明できる。 自国の労働に比べて資本の賦存量が希少である国では、資本の価格である資本のレンタル率と比較して労働の価格である賃金率が低くなっている。そのため、労働を比較的多く使用する労働集約財の価格が、資本集約財よりも安価になる。これに対して、自国の労働に比べて資本の賦存量が豊富である国では、賃金率と比較して資本のレンタル率が低くなっている。このため、資本を比較的多く使用する資本集約財の価格が、労働集約財よりも安価になる。すなわち、労働豊富国の比較優位は労働集約財にある。したがって、労働豊富国が労働集約財を輸出、資本集約財を輸入し、資本豊富国が資本集約財を輸出し、労働集約財を輸入することになる。これが、ヘクシャー=オリーンの定理の意味していることである。さらに、生産要素が国際間で全く移動しなくとも、賃金率や資本のレンタル率などの要素価格が両国で均等化することが「要素価格均等化定理」として知られている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ヘクシャー=オリーンの定理」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Heckscher-Ohlin theorem 」があります。 スポンサード リンク
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