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ヘダイ(平鯛、学名:''Rhabdosargus sarba'')は、スズキ目・タイ科に分類される魚の一種。クロダイに似た鯛の一種で、食用にもなる。学名 ''Sparus sarba'' はシノニムとされるが、こちらを採用する文献も多い。 ==特徴== 成魚の全長は40cm程度だが、50cmを超えるものもいる。体型は左右に平たい楕円形で、体側は銀白色の地に黄色の小点が鱗の列に沿って並ぶ縦縞模様となっている。側線鱗数53-63枚、背鰭は11棘条・13軟条、尻鰭は3棘条・11軟条からなる。顎には3対の犬歯と3列の臼歯があり、奥の臼歯が特に大きく発達する。 クロダイに似るが、体色が全体的に白っぽいこと、体側の模様が黄色の細かい縦縞であること、体型が平たく背が盛り上がって見えること、顎が前に突き出ないことなどで区別できる。 アフリカ東部から本州中部、オーストラリア沿岸まで、インド洋と西太平洋の熱帯・温帯海域に広く分布する。 内湾から沖合いまでの浅海の岩礁域に生息し、クロダイよりは沖合いに多い。食性は肉食性で、小魚、甲殻類、貝類、多毛類など小動物を幅広く捕食する。 産卵期は晩春で、直径1.0-1.1mmほどの分離浮性卵を産卵する。体長数cmほどの幼魚は海岸の波打ち際や河口の汽水域でも見られる。また、クロダイ同様に一部の個体は雄性先熟の性転換を行う。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ヘダイ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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