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ヘニング・アレクサンダー・フォン・クライスト : ミニ英和和英辞書
ヘニング・アレクサンダー・フォン・クライスト[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

ヘニング・アレクサンダー・フォン・クライスト : ウィキペディア日本語版
ヘニング・アレクサンダー・フォン・クライスト[ちょうおん]
ヘニング・アレクサンダー・フォン・クライストHenning Alexander von Kleist, 1677年5月4日 - 1749年8月21日)は、プロイセン王国貴族軍人。最終階級は元帥。プロイセンの一大軍人家門であるクライスト家出身。
== 生涯 ==
1677年、ポメラニアラッダッツ(現在のポーランド西ポモージェ県)でヨアヒム・ダニエル・フォン・クライストとマリア・カタリーナ・フォン・ラメルの間に生まれた。当時としては遅い21歳で第3歩兵連隊に入り、スペイン継承戦争に従軍する。戦争序盤のうち、クライストの連隊はフランス方に占領されていたスペイン領ネーデルラント諸都市の回復を担い、カイザースヴェルトフェンロールールモントユイ等の攻略に従事して、この間に1702年中尉となった。その後南ドイツ方面の作戦に転じて1704年ブレンハイムの戦いに参加した。
1705年イタリア戦線に転じ、大尉に昇進して中隊長となる。そしてカッサーノの戦いトリノの戦いトゥーロン包囲戦と、イタリアにおける主要な作戦に参加して戦い、その後再び部隊を連れて北のネーデルラント戦線に転進する。こちらでもアウデナールデの戦いリール包囲戦マルプラケの戦い等の戦争の中心となる主要な戦役に参加し、1709年少佐1713年には中佐となった。また1712年にはクロッセントレッビンの御領地監督頭(Amtshauptmann)の職を与えられた。1716年にアルベルティーネ・マリア・フォン・ビーダーゼーと結婚。
プロイセンが大北方戦争に転じた後は対スウェーデン戦に従軍し、1718年大佐に昇進して第3歩兵連隊指揮官となる。またDe la Générositéを授与された。しかしこの頃、軍の最高司令官であり連隊所有者でもあるアンハルト=デッサウレオポルト1世と不和となり、プリンツ・オイゲンに誘われて1722年から1726年までオーストリアに仕官した。
1726年にプロイセンに戻り第26歩兵連隊指揮官となる。1729年頃からしばらくの間、プロイセンはハノーファーと係争を抱えて緊張関係にあり、クライストは連隊を指揮して示威活動を行った。1731年に第26歩兵連隊シェフ、1733年少将に昇進し、さらにビスリシュの郡代(Drostei)の職を得た。ポーランド継承戦争にも従軍し、フリードリヒ王太子(後のフリードリヒ2世)の主要な助言者としての役割を果たす。
オーストリア継承戦争において、1741年の春にブリーク要塞の包囲部隊を任されていたが、オーストリア軍の接近のため解囲してフリードリヒ2世の軍に加わり、モルヴィッツの戦いに参加する。この時第一戦列右翼端において擲弾兵大隊を指揮し、オーストリア騎兵の猛攻によって味方騎兵の敗走してしまう中、敵の突撃をよく防いで部隊の戦列を崩壊させなかった。戦後フリードリヒ2世から高く評価され、この年のうちに黒鷲勲章プール・ル・メリット勲章の両方を授与され中将に昇進、総督に任じられた。
以後、クライストは1744年の戦役には参加して1745年の1月歩兵大将に昇進するも、その年に行われた会戦にはいずれも参加していない。1747年に元帥に叙され、2年後の1749年に72歳で死去した。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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