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ヘノベサ島[へのべさとう]
ヘノベサ島(、タワー島、)は、東太平洋のガラパゴス諸島にある楯状火山の1つである。諸島の北東端にあり〔ガラパゴス大百科 (1999) 、148頁〕、島の面積は14平方キロメートル、標高76メートル〔新版 ガラパゴス諸島 (1983) 、9頁〕。馬の蹄鉄の形をした島は、南壁が崩壊した火山性のカルデラを持ち、高さ20-30メートルの崖に囲まれた巨大なダーウィン湾を形成している〔。塩水で満たされたアルクトゥルス湖 (Lake Arcturus) がその中心部に位置し、このクレーター湖内の堆積物においては6,000年未満となる。歴史上の噴火はヘノベサ島では知られていないが、火山の側面には極めて新しい溶岩流がある。 == 野生生物 == この島はバード・アイランド、すなわちここで営巣する多数かつ多様な鳥の集団繁殖地(コロニー)として知られる。グンカンドリ類が多く生息し、樹上に営巣するアカアシカツオドリの最大の集団繁殖地がある〔ガラパゴス大百科 (1999) 、149頁〕。また、アオツラカツオドリの1亜種とされてきたナスカカツオドリや、アカメカモメ、ウミツバメ類、ネッタイチョウ類(アカハシネッタイチョウ)、ダーウィンフィンチ類、ガラパゴスマネシツグミを観察する群島における最良な場所の一つである。 イギリスの王子の名から付けられたプリンス・フィリップス・ステップス()は〔、非常に険しい隘路であり、高さ25mの絶壁にわたり海鳥の集団営巣地を通る。上部では、トレイル (Trail) が内陸に続き、細いパルサント (''Bursera graveolens'') 林にあるより多くの海鳥のコロニーを通過する。疎林を抜けると、岩の露出した地帯が眺望できる。ここでのウミツバメ類は他のものとは異なり、日中に飛び回り、捕食者を避けて、夜にだけ巣穴に戻る。 諸島で最も小形で黒みのあるウミイグアナ(亜種 ''A. c. albemarlensis''〔ガラパゴス博物学 (2001) 、31頁〕)がここに生息する〔ガラパゴス博物学 (2001) 、191-192頁〕。リクイグアナ類およびヨウガントカゲ類は生息しない〔Newton ガラパゴス (2003) 、32頁〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ヘノベサ島」の詳細全文を読む
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