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ヘリトリゴケは、地衣類の一つ。岩の上に生える普通な痂状地衣の一つで、最も判別がしやすいものの一つでもある。日本最大の地衣と認定されているのもこの種であり、それについても後述する。 == 特徴 == ヘリトリゴケ ''Porpidia albocaerulescens'' は、ヘリトリゴケ科に属する地衣類である。いわゆる痂状地衣であり、その本体は岩の表面の模様にしか見えない。 岩に着生するもので、地衣体はその表面に密着して広がり、厚みは感じられない。表面はなめらか、色は灰白色で、外周の縁取りが黒っぽい。見かけの色からは葉緑素の気配が感じられない。連続して広がり、理想的には円形の形になり、大きいものは1mを超えるものもある。 子器は円盤状のいわゆる裸子器で、レキデア型という型である。最初は地衣体表面の黒っぽいぽっちのように形成され、次第にその直径を増し、最後には径1mm程度の円盤状になる。このとき子器の上面は灰色で、その周囲の縁と側面は黒くなる。子器は地衣の表面に多数がばらまかれたように形成される。 名前は縁取りゴケで、子器の周囲が縁取りしたように黒くなっていることによる。この特徴のために、この種は非常に判別しやすい。同定に顕微鏡や化学成分の確認が必要なことが多い地衣類の中にあって、さらにこの類には似た形のものも数多いが、この種だけは野外で同定できる、との定評がある。〔中村他(2002)、p.124〕 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ヘリトリゴケ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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