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ヘルデルリーン : ミニ英和和英辞書
ヘルデルリーン[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

ヘルデルリーン ( リダイレクト:フリードリヒ・ヘルダーリン ) : ウィキペディア日本語版
フリードリヒ・ヘルダーリン[ちょうおん]

ヨハン・クリスティアン・フリードリヒ・ヘルダーリン (Johann Christian Friedrich Hölderlin ;、1770年3月20日 - 1843年6月6日)は、ドイツ詩人思想家である。ラウフェンに説教師の息子として生まれ、テュービンゲン大学で神学生としてゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲルヘーゲルシェリングとともに哲学を学ぶ。卒業後は神職にはつかず各地で家庭教師をしながら詩作を行い、書簡体小説『ヒュペーリオン』や多数の賛歌頌歌を含む詩を執筆したが、30代で統合失調症を患いその後人生の半分を塔の中で過ごした。
生前はロマン派からの評価を受けたものの大きな名声は得られなかったが、古代ギリシアへの傾倒から生まれた汎神論的な文学世界はロマン主義象徴主義の詩人によって読み継がれ、またニーチェ]ら思想家にも強い影響を与えた。
== 生涯 ==

=== 生い立ちから神学生時代 ===
ヘルダーリンは1770年3月20日ネッカー河畔の町ラウフェンに生まれた。父ハインリヒ・フリードリヒ・ヘルダーリン(1736年-1772年)は尼僧院の説教師、母ヨハンナ・クリスティアーナ・ヘルダーリン(旧姓ハイン、1748年-1828年)は牧師の娘であった。ヘルダーリンは長男であり、父母はその後2子をもうけたが、ヘルダーリンがまだ2歳3ヵ月のときに父が卒中で死去した。この2年後、母は官吏ヨハン・クリストフ・ゴック(1748年-1779年)と再婚し、一家はゴックの勤め先であるニュルティンゲンに移住した。母とゴックとの間には4人の子が生まれたが、この義父も結婚から7年後に高熱がもとで死去した。なお母ヨハンナがもうけた7人の子供のうち長じたのはヘルダーリンと2歳下のハインリーケ、異父弟のカールのみで、残りの4人はまだ幼いうちに死去している。
ヘルダーリンは1779年からニュルティンゲンのラテン語学校に通った後、1784年10月に国家試験を受けてデンケンドルフの初等僧院学校に入学、1786年から上級課程にあたるマウルブロン校に通った(マウルブロン校はおよそ100年後にヘルマン・ヘッセが通う神学校であり、ヘッセはここからの脱走の過程を『車輪の下』で描いている)。在学時ヘルダーリンはクロプシュトックシラーオシアンなどの詩を読み、自らも多くの詩を作った。ことにシラーに関してはその詩風のほかに美学論文からも多大な影響を受けている。
1788年テュービンゲン大学神学校に入学。同級生であったヘーゲル、シェリングと親交を結んだ。二人とともにカントライプニッツスピノザの哲学を学び、とくにヘルダーリンはフリードリヒ・ハインリヒ・ヤコービの『スピノザ書簡集』を通じてスピノザの汎神論に感銘を受けている。1789年にはフランス革命に感動し「自由賛歌」「友情賛歌」などの長詩を書いた。
1791年、ゴットホルト・フリードリヒ・シュトイドリーンによる『1792年版 詩神年鑑』に「調和の女神への賛歌」など数編の詩が掲載され、詩人としてのデビューを飾る。翌年の『1793年版 詩歌選』にも多数の参加が掲載された。1793年5月には『ヒュペーリオン』の第一稿(現存しない)をシュトイドリーンの前で朗読している。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「フリードリヒ・ヘルダーリン」の詳細全文を読む




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