翻訳と辞書
Words near each other
・ ヘルムス・オバタ+カッサバウム
・ ヘルムズリービル
・ ヘルムズリー・ビル
・ ヘルムト・シェーン
・ ヘルムト・レクナゲル
・ ヘルムブレヒツ
・ ヘルムホルツ
・ ヘルムホルツの分解定理
・ ヘルムホルツの定理
・ ヘルムホルツの自由エネルギー
ヘルムホルツエネルギー
・ ヘルムホルツコイル
・ ヘルムホルツ・レゾネータ
・ ヘルムホルツ共振器
・ ヘルムホルツ共鳴
・ ヘルムホルツ共鳴器
・ ヘルムホルツ分解
・ ヘルムホルツ方程式
・ ヘルムホルツ空洞
・ ヘルムリン


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

ヘルムホルツエネルギー : ミニ英和和英辞書
ヘルムホルツエネルギー[ちょうおん]
Helmholtz energy
===========================
: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
ヘルムホルツエネルギー ( リダイレクト:自由エネルギー#ヘルムホルツの自由エネルギー ) : ウィキペディア日本語版
自由エネルギー[じゆうえねるぎー]

自由エネルギー(じゆうエネルギー、)とは、熱力学における状態量の1つであり、化学変化を含めた熱力学的系の等温過程において、系の最大仕事(潜在的な仕事能力)、自発的変化の方向、平衡条件などを表す指標となる〔Chang『生命科学系のための物理化学』 pp.63-65〕〔アトキンス『物理化学(上)』 pp.120-125〕。
自由エネルギーは1882年ヘルマン・フォン・ヘルムホルツが提唱した熱力学上の概念で、呼称は彼の命名による。一方、等温等圧過程の自由エネルギーと化学ポテンシャルとの研究はウィラード・ギブズにより理論展開された。
等温等積過程の自由エネルギーはヘルムホルツの自由エネルギー()と呼ばれ、等温等圧過程の自由エネルギーはギブズの自由エネルギー()と呼びわけられる。ヘルムホルツ自由エネルギーは F で表記され、ギブズ自由エネルギーは G で表記されることが多い。両者の間には G=F+pV の関係にあり、体積変化が系外に為す仕事 pV の分だけ異なる。
熱力学第二法則より、系は自由エネルギーが減少する方向に進行する。また、閉じた系における熱力学的平衡条件は自由エネルギーが極小値をとることである。
== ヘルムホルツの自由エネルギー ==
ヘルムホルツの自由エネルギー()は、等温条件の下で仕事として取り出し可能なエネルギーを表す示量性状態量である。なお、IUPACでは「自由」を付けずにヘルムホルツエネルギー()とすることが推奨されている〔IUPAC Gold Book〕。記号 や で表されることが多い。
内部エネルギー熱力学温度エントロピー として、ヘルムホルツエネルギーは
で定義される。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「自由エネルギー」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Helmholtz free energy 」があります。




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.