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ヘレス・デ・ラ・フロンテーラ : ミニ英和和英辞書
ヘレス・デ・ラ・フロンテーラ[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

ヘレス・デ・ラ・フロンテーラ : ウィキペディア日本語版
ヘレス・デ・ラ・フロンテーラ[ちょうおん]

ヘレス・デ・ラ・フロンテーラ()は、スペイン南部の都市。アンダルシア州カディス県に属する。カディスから約37km北東の内陸に位置する。シェリー酒(スペイン語でビーノ・デ・ヘレス、または単にヘレス)とフラメンコで有名。
== 歴史 ==
旧石器時代から人が住んでおり、3000年前にはタルテソス人が居住していた。「ヘレス」の名はフェニキア語の「セレス」(Xeres)に由来する。のちにローマ化され「ケレト」(Ceret)と呼ばれたが、ローマ時代の町の場所は不明である。ローマ時代には重要な町アスタ・レギアもあり、その遺跡は現在のヘレス市内にある。
イスラム支配期には「シェリシュ」と呼ばれ、経済的・軍事的に重要な町であった。7世紀から8世紀には、現在旧市街と呼ばれる場所に都市計画によって市壁や塔、通りが建設された。1264年アルフォンソ10世に征服され、カスティーリャ王国の支配下に入った。「フロンテーラ」とは、国境の意味で、キリスト教国とイスラム教国の「境」だったことに由来する。
15世紀には、農業、商業、ワイン産業によって経済的・文化的に発展した。アメリカ大陸発見とグラナダ征服は、セビリャカディスの港に近いヘレスに繁栄をもたらした。17世紀にスペインの衰退が始まったが、ヘレスではシェリー酒が世界的に有名になり多くの酒倉が生まれた。
19世紀始めのナポレオン支配に対するスペイン独立戦争では、フランス軍による占領と略奪を被った。18世紀から19世紀にかけては産業化が進み、19世紀半ばに港との間に鉄道が敷かれた。19世紀後半、少数のブルジョア層と労働者との間に対立が生じ、農民暴動が続いた。政府はアナーキストの秘密結社「黒い手」(La Mano Negra)による犯行という噂を流し、弾圧の口実とした。
ヘレスは現在の形のフラメンコの発祥地とされる。19世紀から20世紀にはこの町で多くのフラメンコ演奏家が生まれ、歌唱やギターによって名声を博した。現在ではフラメンコ学校やフラメンコセンターが置かれている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ヘレス・デ・ラ・フロンテーラ」の詳細全文を読む




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