翻訳と辞書
Words near each other
・ ヘンドラ・セティアワン
・ ヘンドリク
・ ヘンドリクス
・ ヘンドリクス・スネーフリート
・ ヘンドリク・アントン・ローレンツ
・ ヘンドリク・アントーン・ローレンツ
・ ヘンドリク・アンドリーセン
・ ヘンドリク・シュポイ
・ ヘンドリク・スプルイト
・ ヘンドリク・スプルート
ヘンドリク・ティマー
・ ヘンドリク・ファン・オラニエ=ナッサウ
・ ヘンドリク・ファン・デ・フルスト
・ ヘンドリク・ファン・ヘント
・ ヘンドリク・ペトルス・ベルラーヘ
・ ヘンドリク・ローレンツ
・ ヘンドリック
・ ヘンドリックス
・ ヘンドリックス郡 (インディアナ州)
・ ヘンドリック・アントニー・クラマース


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

ヘンドリク・ティマー : ウィキペディア日本語版
ヘンドリク・ティマー[ちょうおん]

ヘンドリク・ティマーHendrik Timmer, 1904年2月8日 - 1998年11月13日)は、オランダユトレヒト出身の男子テニス選手。当地から登場した最初の本格的な男子テニス選手として活動し、1924年パリ五輪コルネリア・ボウマンと組んで混合ダブルスの銅メダルを獲得した。ティマーはウィンブルドン選手権でも、1927年1929年の2度ベスト8進出がある。男子テニス国別対抗戦・デビスカップでも長く活躍し、1920年代におけるオランダの国民的英雄であった。オランダでは Henk Timmer (ヘンク・ティマー)と呼ばれることが多い。
オランダデビスカップ初参加は1920年であったが、ヘンドリク・ティマーは1923年からデ杯代表選手になった。翌1924年、ティマーはパリ五輪の混合ダブルス部門でコルネリア・ボウマン1903年 - 1998年)とペアを組んで銅メダルを獲得した。男子部門の競技では、ティマーは男子シングルス3回戦・男子ダブルス1回戦敗退に終わり、単複とも日本福田雅之助に敗れた。(シングルス3回戦のスコア:6-8, 4-6, 7-5, 4-6)1925年、デ杯オランダ・チームは「ヨーロッパ・ゾーン」の決勝に初進出したが、当時フランスの「四銃士」と呼ばれた名選手たち、ジャン・ボロトラルネ・ラコステジャック・ブルニョンに歯が立たなかった。ティマーは1936年までデ杯代表選手として活動を続け、通算で「43勝22敗」(シングルス32勝15敗、ダブルス11勝7敗)の成績を残した。通算勝利数(43勝22敗)とシングルス勝利数(32勝15敗)は、今なおオランダ・チームの歴代1位記録として残っている。
ヘンドリク・ティマーはオランダの国民的英雄として、ウィンブルドン選手権1927年1929年の2度ベスト8進出を成し遂げた。1927年の準々決勝ではジャン・ボロトラ、1929年はアンリ・コシェに敗れ、ともにフランス「四銃士」の強豪選手に敗れている。全仏選手権では1927年1929年の4回戦進出が最高で、この大会ではベスト8に勝ち残れなかった。1927年全仏選手権 (テニス)は、コルネリア・ボウマンがオランダ人選手として最初の4大大会シングルス優勝者になった大会である。
ティマーは多才なスポーツ選手として、テニスのみならずゴルフスカッシュホッケーなどのスポーツにも挑戦した。長寿に恵まれた彼は、トム・オッカーリカルド・クライチェクが現役時代の自分を超える選手に成長する姿を見守ることができた。1996年ウィンブルドンでクライチェクがオランダ人男子選手として最初の4大大会優勝者になった時、92歳のティマーはこの偉業に大喜びしていたという。それから2年後、“ヘンク・ティマー”ことヘンドリク・ティマーは、1998年11月13日に94歳で長逝した。奇しくも、その4日後の11月17日1924年パリ五輪混合ダブルスのパートナーだったコルネリア・ボウマンもこの世を去り、オランダのテニス界は相次いで偉人たちの訃報に接することとなった。
ティマーの死後、彼の遺志を継いで「ヘンク・ティマー・サーキット」というテニスツアーが2000年にオランダ国内で設立された。

== 外部リンク ==

* ヘンク・ティマー・サーキット  (オランダ語)
* オランダ・テニス博物館  (オランダ語)
* アテネオリンピックテニス・メディアガイド  (英語、全146ページのPDFファイル。107・116・131ページを参照)
*  (参考:オランダ・チームの 歴史
*





抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ヘンドリク・ティマー」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.