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ヘンリー・キャベンディッシュ : ミニ英和和英辞書
ヘンリー・キャベンディッシュ[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

ヘンリー・キャベンディッシュ ( リダイレクト:ヘンリー・キャヴェンディッシュ ) : ウィキペディア日本語版
ヘンリー・キャヴェンディッシュ[ちょうおん]

ヘンリー・キャヴェンディッシュ(Henry Cavendish, 1731年10月10日1810年2月24日)は、イギリス化学者物理学者である。貴族の家に生まれ育ち、ケンブリッジ大学で学んだ。寡黙で人間嫌いな性格であったことが知られている。遺産による豊富な資金を背景に研究に打ち込み、多くの成果を残した。
金属強酸の反応によって水素が発生することを見出した。電気火花を使った水素と酸素の反応によりが生成することを発見し、水が化合物であることを示した。この結果をフロギストン説に基づいて解釈している。さらに水素と窒素の電気火花による反応で硝酸が得られ、空気中からこれらの方法で酸素と窒素を取り除くと、のちにアルゴンと呼ばれる物質が容器内に残ることを示した。
彼の死後には、生前に発表されたもののほかに、未公開の実験記録がたくさん見つかっている。その中には、ジョン・ドルトンジャック・シャルルによっても研究された気体蒸気圧や熱膨張に関するものや、クーロンの法則およびオームの法則といった電気に関するものが含まれる。これらの結果はのちに同様の実験をした化学者にも高く評価された。(ただしこれらは、未公開であったがゆえに、科学界への影響はほとんどなかった。「もし生前に公開されていたら」と、ひどく惜しまれた。)
ハンフリー・デービーはキャヴェンディッシュの死に際し、彼をアイザック・ニュートンに比して評価した。19世紀には彼の遺稿や実験結果が出版され、彼の名を冠したキャヴェンディッシュ研究所が設立されている。
== 生涯 ==

=== 前半生 ===

他人とかかわるのを極度に嫌う性格であったため、生涯については分からない点が多い。しかし、家系については良く知られている。ヘンリーの祖先であるは1366年にエドワード三世により英国の首席裁判官に任命され、その息子はナイトの爵位を得た〔ニコル (1978), p. 5.〕。そしてその後キャヴェンディッシュ家はデヴォンシャー公の称号を得た。ヘンリーの父親であるは第二代デヴォンシャー公ウィリアムの息子であり、物理関係の研究を行っていた〔ニコル (1978), p. 7.〕。一方、ヘンリーの母親のアン・グレイはケント公の4女である。アンは病弱であったため、ヘンリーは英国内ではなく、療養先のニースでの出生となった。しかしアンは2年後、二男のフレデリックを生んだあとに死去した。
ヘンリーは1742年、当時貴族の子供の教育に定評のあったニューカム博士の学校に入学した。卒業後の1749年には、18歳でケンブリッジ大学トリニティ・カレッジに入学した。大学では物理学数学において優れた成績を収めていたが〔、そこでは学位をとることなく、1753年に退学した。退学の理由は明らかにされていないが、学位授与式における宗教上の問題を回避したためと推測されている〔ピックオーバー (2001), p. 147.〕。
退学後、ロンドンに住む父親の住居で生活するようになった〔小山 (1991), pp. 13–14.〕。1760年から王立協会会員となり、1766年以降、同会においていくつかの論文を発表した。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Henry Cavendish 」があります。




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