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ベオヴォズ()はセルビアの首都ベオグラードで運行されている都市近郊鉄道で、トラムに次ぐベオグラードでは重要な大量輸送機関である。 ベオヴォズはセルビア鉄道により運行され、都心部はトンネルを通りプロコプ駅を経由し、ベオグラード近郊の町と結んでいる。ベオグラードでは1971年以来、鉄道インフラの基本部分の再整備が行われており現在のベオヴォズは1992年より5路線で設定されている。2009年現在、おおむね45-60分間隔で運行されているが、これを15-20分間隔にする計画がある。欧州復興開発銀行の1億ユーロの融資により輸送改善が策定され1980年以来使用されている老朽化したリガ車両製作工場製の412/416形電車を置き換えるため2015年に20編成の新型電車の導入を含めた改善が計画されている。〔BGD Novine, 5. Juni 2009 Kreću ulaganja u „Beovoz” 〕 2010年9月に既存のベオヴォズの都心部分であるパンチェヴァチュキからノヴィ・ベオグラードの区間でBG: VOZと呼ばれる電車が運行され、2011年にバタイニツァに運行が拡大された。BG: VOZは月曜日から金曜日かけて15分間隔で運行され週末は1時間間隔で運行される。〔''BG VOZ od danas na relaciji Batajnica – Pančevački most.'' Pressemitteilung der Serbischen Eisenbahnen vom 15. April 2011〕 == 路線 == ベオヴォズは全長330kmの路線網でベオグラード中心部はデディニェ(6,160m)とヴラチャル(3,504m)の2本の南北のトンネルが横切っている。3本目のトンネルは現在、マキシュ駅に分岐しているのみである。 ベオグラードの鉄道設備の再整備で重要なベオグラード鉄道ジャンクションはベオヴォズしか使われておらず、古くからのベオグラード中央駅にはベオヴォズは乗り入れていない。バタイニツァ(Batajnica) - パンチェヴァチュキ(Pančevački)とバタイニツァ - レスニク、レスニク - パンチェヴァチュキは深さ35mの都心の地下トンネルを通っている。未完成のプロコプ駅や1996年に開業したベオグラード都心部では最初に完成した地下駅であるヴコヴ・スポメニク駅は特徴的である。 他に重要な駅はノヴィ・ベオグラードで現在、長距離列車と近郊電車の結節点となる駅で古い鉄道と新しい鉄道が交わるターミナル駅である。ベオグラードでは現在、地下鉄が計画されており地下鉄が完成した際にはヴコヴ・スポメニク駅とプロコプ駅が地下鉄との乗り換え駅になる予定である。またベオグラード空港へ延伸する構想もある。〔Danas, 8. März 2008 Beovozom do aerodroma 〕 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ベオヴォズ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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