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ベッコウトンボ
ベッコウトンボ(鼈甲蜻蛉)、学名 ''Libellula angelina'' は、トンボ科に分類されるトンボの一種。東アジアの植生の豊かな池沼に生息するが、生息環境の消失により絶滅の危機にある。 == 特徴 == 成虫は体長37-45mm(腹長♂25-31mm、♀24-28mm/後翅長30-34mm)ほどで、シオカラトンボより短いが太身である。胸部から腹部前半にかけては細かい毛に覆われ毛深い。翅には縁紋部・結節部・基部の3か所に濃い黒褐色斑がある。羽化後間もない未成熟な成虫は黄褐色で、翅の黒褐色斑と併せた外観が鼈甲を思わせることが和名の由来である。性成熟すると雄は一様な黒色になる。雌は腹部背面に黒い線が通るが他の大部分に黄褐色が残る。 近縁種のヨツボシトンボ(''L. quadrimaculata asahinai'' Schmidt,1957)に似るが、本種の方がやや小さく、翅の紋様が大きいことで区別される。ヨツボシトンボはベッコウトンボと似たような環境を好み同所的に見られることもあるが、こちらは個体数が多く絶滅の心配はないとされている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ベッコウトンボ」の詳細全文を読む
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