翻訳と辞書
Words near each other
・ ベテランズ・デー
・ ベテランズ委員会
・ ベテル
・ ベテルギウス
・ ベテ・シャン
・ ベディウィール
・ ベディウェア
・ ベディッツォーレ
・ ベディヴィア
・ ベディヴィエール
ベディール
・ ベデゥル
・ ベデカー
・ ベデカー爆撃
・ ベト
・ ベト5
・ ベト8
・ ベトちゃん
・ ベトちゃんドクちゃん
・ ベトちゃん・ドクちゃん


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

ベディール : ミニ英和和英辞書
ベディール[ちょうおん]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

ベディール ( リダイレクト:ベディヴィア ) : ウィキペディア日本語版
ベディヴィア[ちょうおん]

ベディヴィア卿(ベディヴィエールとも、英語: Bedivere、ウェールズ語: Bedwyr、フランス語: BédoierもしくはBédivere)はアーサー王伝説に登場する円卓の騎士の一人。エクスカリバー湖の貴婦人に返還した人物として知られる。アーサー王に儀仗官(Marshal)として仕え、ケイ卿やガウェイン卿らと並んで古くからアーサー王伝説に登場する。兄弟にルーカン卿、いとこにグリフレット卿がいる。
ウェールズの伝承ではベドウィル・ベドリバント(「恐るべき膂力のベディヴィア」の意)というあだ名で呼ばれ、隻腕の屈強な戦士として描かれている。息子アムレン(Amren)と娘エネヴァウク(Eneuawc)という2人の子供がいるとされる〔中野訳『マビノギオン』
*1頁、
*4頁〕。
日本の文献では主にベディヴィアとベディヴィエールの二通りの表記がある。英語名Bedivere(IPA:〔『固有名詞英語発音辞典』三省堂、1969年〕)の原音に近い表記はベディヴィアだが、ベディヴィエールとする文献もある〔ベディヴィアと表記しているものにバーバー『アーサー王 - その歴史と伝説』(高宮利行訳)、井村君江『アーサー王ロマンス』などがあり、ベディヴィエールと表記しているものにコグラン『図説 アーサー王伝説事典』(山本史郎訳)などがある。〕。
== 中世 ==
マビノギオンに収められた『キルッフとオルウェン』では、ベディヴィア(ベドウィル)はキルッフの冒険に同伴した騎士の一人で、彼の槍一突きは他の者の九突きに匹敵し、「隻腕にもかかわらず、同じ戦場でほかの三人の騎士より早く敵に血を流させた」という〔中野訳『マビノギオン』
*19頁〕。『聖カドック伝』(1100年頃)では、グウィンスグ王国の王グウィンスィウがブリケイニオグ王国の王女聖グラディスを誘拐した事件をアーサーやケイと共に解決している〔『アーサー王 - その歴史と伝説』 43頁〕。このようにベディヴィアは最初期のアーサー王伝説からその名が見られ、このことから実在の人物であったのではないかと考える研究者もいる。
ジェフリー・オブ・モンマスの『ブリタニア列王史』ではアーサー王の重臣として、モン・サン・ミシェルの巨人との戦いに加わっており、ローマ皇帝ルキウス・ティベリウスとの戦いで戦死したとされる〔『アーサー王 - その歴史と伝説』 61頁〕。モンマス以降の作品においても基本的にこの立ち位置を維持している。トマス・マロリーの『アーサー王の死』や『頭韻詩アーサー王の死』などの英語系のアーサー王物語では、ベディヴィア卿はカムランの戦いを生き残った数少ない騎士の一人で、致命傷を負ったアーサー王の命を受けて、エクスカリバーを湖に投げ入れ湖の貴婦人に返還する(ただし、フランス語系の物語では騎士グリフレットがこの役割を担っている)。その後、修道院に入り隠者として余生を送ったとされる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ベディヴィア」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Bedivere 」があります。




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.