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ベルナップ級ミサイル巡洋艦 () は、アメリカ海軍のミサイル巡洋艦の艦級。1960年代後半に9隻が就役した。当初、フリゲート(DLG: 嚮導駆逐艦)として就役したが、1975年に分類方法が変更されたのに伴ってミサイル巡洋艦 (CG) に再分類された。なお、本級は、アメリカ海軍が開発した最後の通常推進型嚮導駆逐艦である。 == 概要 == 本級は、1960年代前半に9隻が配備されたリーヒ級嚮導駆逐艦の発展型として開発されており、リーヒ級と同様、戦闘群を構成して、対空・対水上・対潜の任務を遂行できる多任務艦とされている。 リーヒ級では、テリア武器システムのMk.76 射撃指揮装置(FCS)およびMk.10 ミサイル発射装置(GMLS)をダブル・エンダーに配置することで強力な防空火力を確保した一方、砲熕火力は弱体であり、航空運用能力も欠如していたため、作戦の柔軟性に欠けるという欠点があった。このことから本級では、Mk.76 FCS、Mk.10 GMLSは各1基を艦首側に配するのみとして、艦尾側には、無人の対潜ヘリコプターであるQH-50 DASHの運用設備(2機分の格納庫と発着甲板)とMk 42 5インチ砲を搭載した。なお、QH-50 DASHは1969年に運用中止されたことから、のちにその運用設備はLAMPS Mk.Iに対応するように改修され、SH-2Dを1機搭載するようになった。また、1番艦「ベルナップ」のみは、1975年11月に航空母艦「ジョン・F・ケネディ」と衝突した際の火災で上部構造物を全損(事故については個艦記事を参照)したのち、これを再建する際に格納庫も大型化し、SH-3 シーキング 1機を搭載できるようになっている。 アスロック用のMk.16 GMLSは装備されず、テリア用のMk.10 GMLSにその運用能力を持たせている。このことから、弾庫の収容能力は、40発から60発に増強されている。また、発達し続ける電子機器を収容するにはリーヒ級の船体は小さすぎることも判明していたことから、全般に船体は大型化されて、収容スペースを確保した。ソナーは、リーヒ級のSQS-23よりも強力な新型のAN/SQS-26に変更されたほか、DLG-28より海軍戦術情報システムの搭載が開始され、それ以前に就役した艦に対しても順次にバックフィットされた。 このように大型化したにも関わらず、機関構成はリーヒ級と同じくボイラー×2基とタービン×1基の蒸気タービン主機を2組搭載するものとされており、蒸気性状は圧力、温度、機関出力も85,000軸馬力と、諸元についても同様である。このことから、最大出力は0.1ノット低下している。ただし、電子機器の増強に伴って所要電力が増大したことから、発電能力は、キロワット数にして50パーセント強化されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ベルナップ級ミサイル巡洋艦」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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