|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
ベルナルド・アチャーガ(Bernardo Atxaga, 1951年7月27日 - )は、スペイン・ギプスコア県出身のバスク語作家。本名はホセバ・イラス・ガルメンディア(Joseba Iraz Garmendia)。長編小説や短編小説に加え、児童や青少年向きの物語、ラジオ脚本、戯曲、作詞、エッセイなどの幅広い分野で活動している〔アチャーガ(2004)、pp.403-414(訳者あとがき)〕〔萩尾ほか(2012)、pp.297-302〕。バスク地方の自然や人間を描くことをライフワークとしている〔。エウスカルツァインディア(バスク語アカデミー)の正会員である〔。 == 経歴 == ビルバオ大学(現・バスク大学)で経済学の学位を取得し〔、バルセロナ大学で哲学と文学を学んだ。経済学者、書店経営者、バスク語教員、出版業者、ラジオの台本作家として働き、1980年に専業の作家となった。アチャーガは概してバスク語で執筆するが、自らの著作をカスティーリャ語に翻訳するセルフトランスレーションの活動も行っている。バスク文学の歴史について言及して、「若い頃に3年間でバスク語文学の全作品を読み終えてしまった」と、冗談めかして語ったことがある〔。 1972年頃に執筆活動を始め〔、同年に「エウスカル・リテラトゥラ」(バスク文学)に寄せたバスク語作家についてのアンソロジーがアチャーガ初の出版物となった。1976年には初の短編『''Ziutateaz''』を出版し、1978年には初の詩集『''Etiopia''』を出版した〔。1988年に出版した短編集『オババコアック』で一躍有名となり、スペイン国民小説賞などを受賞した。この短編集は20言語以上に翻訳されており、2004年には中央公論新社がカスティーリャ語版(アチャーガによるセルフトランスレーション)から訳した日本語版を出版している。1999年にはイギリスのオブザーバー紙によって「21世紀に活躍が期待される書き手」に選出された〔新世紀・世界文学ナビ:スペイン語圏 12 ベルナルド・アチャーガ 毎日新聞、2012年3月22日〕。2000年にはホセ・アンヘル・アスクンセがアチャーガの伝記を出版した。2005年には『オババコアック』を原作としたモンチョ・アルメンダリス監督による映画『』が公開され、ピラール・ロペス・デ・アジャラがゴヤ賞助演女優賞にノミネートされた。原作はバスク語で書かれたが、映画版はカスティーリャ語で製作されている〔萩尾ほか(2012)、p.337〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ベルナルド・アチャーガ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|