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ベルニナ線(-せん、、)は、スイス、グラウビュンデン州を中心に384kmの路線網を保有するレーティッシュ鉄道の区間の一部。エンガディン地方のサンモリッツと、イタリアのソンドリオ県にあるティラーノ間の高低差1824mを、約2時間で結ぶ。 ベルニナ線の開通は1910年。最大勾配70パーミルの路線でありながら、ラック式鉄道ではなく、通常のレールを使った粘着式鉄道で運行させている。粘着式鉄道としてアルプス最高地点を走る。最高地点はの2,253m。 美しいカラマツの森や滝、4000m級のベルニナ山群の名峰、雄大な氷河、山上湖など、アルプスの景観が車窓から広がる。ドナウ川とポー川の分水嶺となっている山上湖ラーゴ・ビアンコや、ブルージオ付近にある360度のループ橋、ポスキアーヴォ谷の中心地、ポスキアーヴォなど、沿線には数多くの見どころが凝縮されている。 通常の列車に加え、スイスを代表する人気の絶景列車、ベルニナ・エクスプレスもこの区間を走る。サン・モリッツ=ティラーノ間に加え、クール=ティラーノ間、ダヴォス=ティラーノ間を結ぶベルニナ・エクスプレスも運行している。 アルプスの自然景観を壊すことなく切り開いた鉄道技術と沿線の美しい景観は、アルブラ線とともに「レーティッシュ鉄道アルブラ線・ベルニナ線と周辺の景観」として、2008年に世界遺産に登録された。 == 関連項目 == * 箱根登山鉄道1000形電車 - レーティッシュ鉄道と姉妹提携しており、この路線にちなんだ「ベルニナ号」の愛称名が付く。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ベルニナ線」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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