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ベルメスの顔(ベルメスのかお、)は、スペインアンダルシーア州ハエン県のベルメス・デ・ラ・モラレーダの民家で発生した現象。その家のコンクリート床に、顔のような染みが浮かび上がるというものである。 == 概要 == 1971年8月23日、自宅にいたマリア・ゴメス夫人は、床に顔のような染みを発見した。これを夫と息子に伝えると、すぐに破壊されて新しい床に替えられた。しかし、その後も顔は浮かび上がり続け、噂が広まると市長は破壊を禁じ、調査のために破壊されたコンクリートを採取した。事件は大きく報道され、徐々に多くの観光客が集まるようになった。 以来、その顔は全く異なった男女の表情に変わり続ける。この現象は調査しても、一向に原因究明されない怪奇現象だと言われているが、懐疑派による徹底した調査によれば、塗料の存在や薬品への耐性などが行われ、実際に同じ現象が発生するかどうかを再現した実験も行われた〔Tort, Cesar in Journal of the Society for Psychical Research (op. cit.), p. 164.〕。そこで、コンクリートから採取された成分にはいくつかの薬剤(酢酸やセメント等)の仕様が疑われ〔Alonso, JJ (1976). "Informe acerca de unas muestras traídas para su análisis al Instituto Hidrológico y Mineralógico de Valencia". Psi Comunicación . 2 (3/4) : 77–80.〕、これらが紫外線によって変色したという報告がある〔Tort, Cesar in Journal of the Society for Psychical Research (op. cit.), p. 170. 〕。これらの検証により、いたずらである可能性は高いとされた。 その後、2004年2月にマリア・ゴメスが死去。この時、超心理学研究協会は「染みは霊体によるものである」と主張し、関連性のあるマリアの生家を調べると、その家の床にも顔が浮かび上がっていた。これについても各新聞社によって、観光客を呼ぶために作られた偽物であると批判があり、制作方法についての暴露本まで出版されている〔Las nuevas caras de Bélmez fueron falsificadas por unos 'cazafantasmas' en complicidad con el ayuntamiento (2004年11月28日、エル・ムンド紙)〕。 現在も信者と懐疑派の間では議論されており、家はスペインに現存している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ベルメスの顔」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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