翻訳と辞書 |
ベルメホ川[べるめほがわ]
ベルメホ川(ベルメホがわ、, )は、ボリビアとアルゼンチンを流れる国際河川。パラグアイ川に合流する。名称は「朱色の川」の意味。 それぞれの流域で異なる名称を持つが、一般にベルメホ川と呼ばれる。先住民は独自の名前で呼んでおり、は「Teuco」、グアラニー族は「Ypitá」と呼んでいる。ベルメホ川の全長は1450kmであり、流域面積は123,000km2(47,000mil2)である。年間の流量は不規則であり、20m3/秒から14000m3/秒の間で変化する。 == 流路 == 川の源はサンタ・ビクトリア山の山麓、ボリビアのチャグアージャから数km南東にあるタリーハ近くの地点であり、この地点はアルゼンチンのフフイ州・からも遠くない。大まかには北西から南東に流れる。その最上流部での最大の支流はリペオ川であり、さらに下部の支流にはグランデ・デ・タリーハ、イルージャ川、サン・フランシスコ川がある。川の一部はボリビアとアルゼンチンの国境を形成している。 ベルメホ川は航行できない。19世紀後半には何度も商業航行路の開通が試みられたが、主に膨大な量の堆積物が作る浅瀬の存在によって、すべて失敗に終わった。南回帰線の近く、グラン・チャコ平原では湿地を形成し、川はふたつの流れに分かれる。南側の小規模な流れはベルメヒート川と呼ばれる断続的な流れであり、古ベルメホ川の河床である。北側の流れが現在のベルメホ川の本流であり、テウコ川、新ベルメホ川、または単にベルメホ川と呼ばれる。ふたつの流れはビジャ・リオ・ベルメヒート近くの,で合流し、ベルメホ川の下流を形作る〔。サルタ州を離れると、テウコ川はチャコ州とフォルモサ州の境界を形成する。ベルメヒート川は断続的かつ蛇行している。その流路はエル・インペネトラブレ・ジャングル近くでチャコ州を横断し、河岸にはまだコンセプシオン・デル・ベルメホ、サン・ベルナルド・デ・ベルティス()、ラ・カンガジェ()の遺跡を見ることができる。ベルメホ川は最終的にパラグアイのの前でパラグアイ川と合流する。ベルメホ川は赤色の堆積物を運び、その流路を変えることさえできる不規則な堆積物の蓄積を行ない、古い流路を湿性堆積地として残す。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ベルメホ川」の詳細全文を読む
スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース |
Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.
|
|