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ベンソン級駆逐艦(ベンソンきゅう くちくかん、)はアメリカ海軍の駆逐艦の艦級。ベンソン級にグリーブス級駆逐艦を含めてベンソン級とも呼ばれ、グリーブス級だけでなくブリストル級駆逐艦(リヴァモア級駆逐艦)も含めた総称として呼ばれることもある。一番艦はウィリアム・シェパード・ベンソン提督に因み、命名されている。 == 設計 == 戦前からアメリカ海軍はロンドン軍縮条約の締結後、条約型駆逐艦の増強を行ってきたがマハン級駆逐艦以降、1,500トンの船体に強力な水雷戦能力を施したため、日本海軍の駆逐艦と同様に武装と重心の釣り合いがとれず、復元性が悪いトップヘビーの傾向を示す駆逐艦となってしまった。 ベンソン級は当初、シムス級駆逐艦の改良型として計画された。後述の通り、水雷装備はやや簡素化されているが、さほど重量は変化が見られず、兵装重量自体は前級よりも増え、ポーター級駆逐艦とほぼ同等となった。また抗堪性向上のため、船体の強度を高めて機関の分離シフト配置を行い、防御力を高めている。その上、船体のサイズもさほど変わっていないので、前級も当級も共に、トップヘビーが完全に改善されたとは言い難い。なお、機関の分散配置によって缶室間隔が開いた事で二本煙突を持つ艦となり、グリッドレイ級駆逐艦以来しばらく続いた一本煙突時代はひとまず終えることとなった〔。船体の設計はバブコック&ウィルコックス社とベスレヘム造船が担当したが、ベスレヘム造船側が独自開発の機関を搭載したいという要望が出され、比較研究を理由に二種類の機関を採用する事となった。バブコック&ウィルコックス設計艦とベスレヘム設計艦の差異は煙突の断面にあり、前者は円形、後者は楕円形である〔。前者の図面で建造されたグリーブスとニブラックをベンソン級から切り離してブリストル級駆逐艦(リヴァモア級駆逐艦)に編入するのは、これに起因する〔でのベンソン級とブリストル級の分け方は、設計や建造所の違いではなく、建造計画に基づいて割り振られた順による〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ベンソン級駆逐艦」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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