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ベンテンウオ(弁天魚、学名:''Pteraclis aesticola'' )は、スズキ目シマガツオ科ベンテンウオ属に分類される条鰭魚の1種。広く高い背鰭と尻鰭が特徴の深海魚で、ごく稀に漁獲される。 == 特徴 == 成魚は全長40cmほどで、左右から押しつぶしたように扁平な体型をしている。背鰭は口のすぐ上から、尻鰭は胸鰭よりも前から始まって、それぞれ尾鰭の直前まで続いている。どちらも関節の無い軟条が狭い間隔で多数並び、軟条数は背鰭46-55cm、尻鰭40-43cmに達する。さらに鰭の中盤では軟条が長く発達し、本種の特徴である高い鰭を形成する。軟条の間に張っている鰭膜は黒い。この鰭を拡げて敵の攻撃から身を守るとされているが、定かではない。 胸鰭は鎌状に発達するが、体高よりも短い。腹鰭は喉にあり、小さい。体は銀褐色で、菱形の薄い鱗に覆われる。口は下顎が上に突き出し、鋭い歯が2列に並ぶ。 北太平洋の温暖な海域に分布し、中層に生息しているとされるが、滅多に漁獲されない魚であり、生態はほとんど判っていない。2000年前後以降の日本では、1997年(平成9年)1月に富山湾(氷見市沖)で水揚げされている。2014年(平成26年)11月28日には、同じく富山湾の、富山市浜黒崎沖約2kmの水深60m地点に仕掛けられた定置網に掛かった〔図鑑でしか見ない…「ベンテンウオ」水揚げ 〕。 マグロ類などの大型魚類の餌になっているようで、その胃の中から見つかることがある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ベンテンウオ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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