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ベンヌ(Bennu)は、エジプト神話に伝わる不死の霊鳥。 その名は「鮮やかに舞い上がり、そして光り輝く者」を意味する。「自ら生まれた者」、「立ち上がる者」、または「記念祭の主」、などの肩書きを持つという。 ベンヌは主に、長い嘴をした、黄金色に輝く青鷺だとされる。 他には爪長鶺鴒、または、赤と金の羽がある鷲とも言う。 稀なケースでは、鷺の頭をした人間の姿とされる事もあった。 ベンヌはアトゥム、ラー、またはオシリスの魂であるとも考えられている。 ラーはこの世の始めに、混沌または原初の海である「ヌン」から、ベンヌの姿で(自生的に)誕生し、原初の丘「タァ・セネン」もしくは「ベンベン」の上に舞い降りたという。 または、原初の海に沈んでいた太陽が、原初の丘に揚がって体を乾かした際に、ベンヌが太陽を抱いて暖めたともされる。 なお、この原初の丘を神格化したものが「タテネン神」である。 この世の最初に誕生した鳥である事から、ベンヌの鳴き声によりこの世の時間が開始されたともされる。 ホルス、及びギリシアのフェニックスのモデルとも言われる。 2013年5月1日には、NASAの小惑星探査機オシリス・レックスが探査を行う小惑星1999 RQ36に、公募によってこのベンヌと言う名前が与えられたことが発表された。 == 参考文献 == * 草野巧 『幻想動物事典』 新紀元社、1997年、281頁。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ベンヌ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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