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ベーハ小屋 : ミニ英和和英辞書
ベーハ小屋[べーはこや]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
小屋 : [こや]
 【名詞】 1. hut 2. cabin 3. shed 4. (animal) pen 

ベーハ小屋 : ウィキペディア日本語版
ベーハ小屋[べーはこや]

ベーハ小屋は、煙草乾燥小屋のこと。アメリカ原産の黄色種と呼ばれる種類の葉煙草を乾燥させる小屋のため「米葉(米国の葉)小屋」→「ベーハ小屋」と呼ばれる。第二次世界大戦前後に数多く建てられた。昭和50年(1975年)頃まで乾燥小屋として機能していたと思われるが、その後共同乾燥施設に移行。現在は乾燥小屋として使われているものはないが、小屋自体は納屋や廃屋として全国に今でも現存している。
「ベーハ小屋」という呼び名が世に出たのは、写真家 北田英治が「ベーハ小屋」という写真展 を開催した2005年10月が最初だと思われる。そこでは益子沖縄台湾のベーハ小屋が紹介された。ベーハ小屋という呼び名は、益子発祥説が最有力である。そのためベーハ小屋研究会 では敬意を表して益子を「聖地」と位置づけている。
== 歴史・沿革 ==
明治33年(1900年)、兵庫県明石郡岩村村(現・神戸市西区)に日本で初めて黄色種の耕作が始まる。ベーハ小屋も黄色種とともに始まったと考えられる。その後、大正時代に入り喫煙の嗜好は口付たばこから両切りたばこへと急速に移行した。これを受けて昭和の初期から両切り原料である黄色種の新産地が中国、四国、九州地方に次々と開拓され、昭和14年(1939年)には、ついに黄色種の栽培面積が在来種のそれを上回った。黄色種の栽培拡大に伴いベーハ小屋も同時に全国へ広がりを見せる。
当初の黄色種乾燥法は米国方式によってなされたが、大正から昭和20年(1945年)の第二次世界大戦の終結頃までには、いわゆる大阪式、広島式などの4坪建を基準とした乾燥室、分流式および直流式の乾燥用器具、また乾燥方法としての蒸酵、黄変、固定および中骨乾燥各期の区分など、日本の気候風土に適した技術が次々と確立されてきた。ベーハ小屋のつくりもこの時期にほぼ確立したものと考えられる。第二次世界大戦後も昭和40年(1965年)頃までは戦前の技術が引き継がれてきた。昭和40年に循環バルク乾燥が実用化され、ベーハ小屋による従来の乾燥方法は徐々に姿を消していくことになる。昭和50年前後には、ほぼすべてが循環バルク乾燥の共同乾燥施設へと移行されていき、同時にベーハ小屋の歴史に幕を下ろすことになった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ベーハ小屋」の詳細全文を読む




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