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ベールヴァルデ条約 : ミニ英和和英辞書
ベールヴァルデ条約[べーるヴぁるでじょうやく]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
条約 : [じょうやく]
 【名詞】 1. treaty 2. pact 
: [やく]
  1. (adv,n) approximately 2. about 3. some 

ベールヴァルデ条約 : ウィキペディア日本語版
ベールヴァルデ条約[べーるヴぁるでじょうやく]

ベールヴァルデ条約(ベールヴァルデじょうやく)またはベールヴァルデ協定(ベールヴァルデきょうてい)とは、1631年1月23日フランススウェーデンとの間で結ばれた軍事同盟である。1630年三十年戦争に介入したスウェーデンに対し、フランスは間接的にこれを支援する事となった。条約内容はフランスによるスウェーデンへの軍事資金の援助という形で現れた。また、同盟締結には、フランス宰相リシュリューの思惑も絡んでいた。 
== 条約内容 ==

* 歩兵と騎兵は、フランスの資金で常備する。
* フランスは、帝国通貨でスウェーデンに資金援助する。
* スウェーデンは、神聖ローマ帝国におけるカトリック信仰を保障する。
* スウェーデンは、フランスの盟友であるバイエルン選帝侯を攻撃しない。
* フランス・スウェーデンは、向こう5年間、単独同盟も単独講和も結ばない。
フランスはリシュリューの下で神聖ローマ帝国に対する帝国政策が執られた。宰相となった1624年対ハプスブルク同盟を締結したリシュリューは、これらの友好国の中でスウェーデンの軍事力に着目していた。一方のスウェーデンもハプスブルク家の普遍主義に対抗するため、スウェーデン普遍主義による世界帝国理念があった。そのための軍事資金を必要としていたのである。当初リシュリューは、直接的な武力行使は控え、介入は間接的に留めていた。これはリシュリューにとって主要な敵はスペイン・ハプスブルク家であり、オーストリア・ハプスブルク家に関しては、同盟者による武力介入によってオーストリア・スペインの両ハプスブルク家を分断し、フランスはスペインとの対決を図る、これがリシュリューの思惑であった。しかしカトリックの国家がプロテスタントの国家と同盟を結んだ事は、カトリック国のみならずローマ教皇からも激しい非難を呼び起こす事となる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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